塩を使わない料理
朝食作りはこみちの担当だ。
一方で、夕飯は母親がしてくれる。
しかし最近、手料理は減って、スーパーで出来合いのおかずを買ってくる。
母親は以前から「塩分」と「油分」を極力避けている。
だからポテトフライも揚げるのではなく「焼く」だけだ。
しかも塩分も好まないから、全く味のないフニャフニャのポテトがテーブルに並ぶ。
美味しくないから誰も手を伸ばさない。
残った料理は次の日に持ち越しとなる。
「明日の朝用にハムカツを買って来たの」
スーパーで揚げたしんなりしたハムカツを見せ、説明してくれる。
まだ、パン粉状態のハムカツを朝、揚げるなら分かる。
切って出しても美味しくないだろうし、なぜわざわざ出来合いの揚げ物を翌朝用に買ってくるのか理解できない。
以前から、「油」は「酸化」させないことが大切だと説明して来た。
古くなった油を何度も使うと、揚げ物は美味しくないし、身体にも悪い油になる。
だから、毎回新しい油で揚げるようにしているし、使う油の量もたくさんは使わない。
でも母親は古い油を繰り返し使う。
もしかすると、油でベトベトになったハムカツは母親が夕方に揚げたものかもしれない。
揚げてから12時間近く経過して、翌朝食べるつもりだろうか。
4枚くらい揚げるのに、どれだけの時間が必要で負担になると言うのだろう。
夫婦の不満が爆発!?
寝る時間になり、自室に戻った時に、夫婦喧嘩が勃発しました。
先の文書を書き留めるくらいストレスが蓄積されていて、自分自身にも家族にも不満が溜まっていたので、一方的に責められると反論したくなります。
「別にこみちの料理が美味いとは思っていない!」
妻からの言葉に触発され、毎朝4時とか5時に起きて、家族の食事を作ることそのものがどれだけ簡単ではないか言いたくもなります。
もちろん、妻は仕事をし、給料をもらって来てくれる存在で感謝もしています。
その代わり、休みの日はできるだけ自由になるように、掃除や洗濯などの細々したことをできるだけ残さないように配慮しているつもりです。
朝も無理に声をかけて「起きたら?」ではなく、目覚めるまで待って「コーヒーでも淹れようか?」と、こみちなりに気を使っているのです。
でも、どんなに気を回しても、人は大きなことこそ覚えていても、細々したことなど当然に感じるもの。
妻にとっては、仕事をして稼ぎ、家事もして、両親とも仲良くすることを求めています。
ある意味、どれかをすれば良いではなく、全部して欲しいというスタンスです。
疲れたなぁと思います。