中高年になって「未来」をどう語るのか?
若い人が将来の夢を語るのとは異なり、中高年のこみちが「将来」を語る時に注意するべきことがあります。
それは、できるだけ近い未来の話であるということ。
仕事探しで、これから資格を取って、下積みを経験し、独立に向けて準備を始めて、夢を叶えるという計画があったとして、中高年の場合、それとは別にもっと短期間で叶う夢を持つべきです。
長くて3ヶ月。
できれば2週間以内で実現できること。
それくらいのスピード感で考えないと、準備が整った時には状況が一変しているかもしれません。
終身雇用が崩壊したと言っても、新卒で入社した会社を定年まで勤め上げる生き方がやはり日本国内ではベストではないでしょうか。
職種によっては、やりがいや達成感を感じにくいという悩みもありますが、逆に達成感ある仕事への変化はは後からできます。
しかし、ポジションから得られる生活の安定度は、転職を重ねるほど、自分で築かなければいけないので、確信がないままに気分で転職していい結果にはなりません。
転職するなら、その準備を在職中に完了させるくらいの余裕が必要です。
結論から言ってしまうと、3年の職務経験で、その仕事のことは理解できるかもしれませんが、そこから自力で仕事を熟るには、また異なり知識や経験が不可欠です。
その経験の多くが、職種を変えても身につかないことなので、意味ある転職にしたいなら、仕事内容や待遇ばかりでなく、「生き方」についてもよく考えるべきです。
一般常識とか、規則やルールなど、若い頃には特に意味を感じませんでしたが、中高年になってそれがどれだけ重要なのか理解できます。
「周囲の人に合わせられる」という人間的な幅が、中高年になると問われるからです。
もちろん、それまでに自分を確立できた人は良いのかもしれませんが、これから一歩も二歩も前に進みたいなら、テンポやリズム、流れというものにも関心を持って、意見するべきタイミングとか、相談する順序とか、見極めることが必要です。
準備もまだできていないのに、気持ちばかり焦っても仕方ありません。
改めて、そんなことを考えて来なかったと、今さらですが思ってしまいます。
みなさんは自身の将来を語れるでしょうか。
こみちは少し、恥ずかしくなってしまいます。