努力が評価に値するのは「ラスト5分」という説!?

 これまで生きて分かった「世の中の仕組み」

例えば、月給10万円の人と20万円の人がいたとしよう。

どちらがどれくらい「お金を自由に使えるのか?」を考えた時に、20万円の人が「2倍」自由だと思うのは早合点だ。

というのも、実際の生活では、食費や光熱費、人によっては住宅費なども毎月掛かる。

その合計金額もバラバラではあるが、10万円とかそれ以上になることも多い。

つまり、月収10万円の人は、時に生活の一部で「我慢」したり、「省く」などしたりして、毎月暮らしている。

一方の20万円の人は、通常の生活費を差し引いた後、「数万円の余力」がある。

そのお金を貯蓄することもできれば、自分のスキルアップに投資したり、欲しかったものや経験したかったことに使うことができる。

そんな生活を5年、10年と続けた結果、両者には大きな「差」が生じる。

例えば「あなたにとって今の暮らしは快適ですか?」と質問された時に、節約に関わる工夫から充実した生活を発見した10万円の人と、さまざまな経験を得て人脈作りにも成果が現れた20万円の人とでは、「快適さ」の意味することが違うだろう。

中高年になったこみちが思うのは、中高年の人が仕事探しをする時に「自分の得意」を活かせるか否かは働く上で大きなポイントになる。

1つには働きやすさに関係するが、もう1つは「報酬」面だ。

少しザックリと言ってしまえば、決められた作業をその通りにできる人は、総労働者の8割くらいいるだろう。

そして、注意されても自分で修正したり、改善できない人が残り2割で、いわゆる「仕事ができない」と評されるタイプだ。

注目したいのは8割の中で、半分の人が自分から「必要な作業」を見つけて働ける。

残りの人は、言われたことはできるけれど、今、何をしなければいけないかを判断できない人ということだ。

中高年の場合、それらどのカテゴリーに属する人であっても、仕事探しで「言われたことしかできない人」や「言われてもできない人」になってしまうことがある。

理由は簡単で、評価する人がそもそも「言われなくてもできる人」とは限らないからだ。

本社とは別に支店を持ち、その支店の一スタッフに過ぎない立場で、本社の方針や取り決めがどのように行われているのかを知ることはほとんどない。

それはその人能力とは関係なく、ポジション的に起こってしまう実情だ。

それと同じことで、しっかりと仕事見えている人の下で働かない限り、「言われなくても仕事ができる人」にはなれないし、なれたとしても意味が違っていたりする。

ポイントは、報酬として評価されているのかということ。

業務外の雑務まで任せられても、それは方向性が違う。

正社員とパート、アルバイトの違いは、能力の差以上にポジションの差が大きい。

パートやアルバイトで評価された時に、正社員と同等ではかなり損をしている。

と言うのは、正社員とパートやアルバイトの違いで、雇用期間の更新がある。

つまり、何かの時に仕事ができなくなった場合に、会社が雇用を守ってくれるのかということ。

どんなに仕事ができても、業績が悪化したら、パートやアルバイトは雇用が切られてしまう。

パートやアルバイトで働く人は、資格などをしっかりと取得して、正社員とは異なる「魅力」を準備しなければいけない。

こみちも請負という形で働き出して、気になることがある。

例えばこみちの得意なことで評価されることはなく、相手から求められる仕事で評価される。

それは必ずしも、高評価にはなっていない。

同じ労力と時間を使っても、期待される報酬額にはならないからだ。

つまり、「労力を発揮できる環境」を作ることがポイントとなってくる。

しかし多くの場合、それは簡単に手に入るものではない。

「資格」という方面から紐解けば、取得までの期間もあるし、実際にその資格で稼ぐまでに問われる課題も少なくない。

正直、中高年から資格取得で起死回生を狙うのは難しく、それは「実務経験」や「人脈作り」という時間と実績のやりくりの部分で息詰まるからだ。

その意味では、今回取得した「介護福祉士」の資格や「フォークリフト」のような操縦資格は、すぐに活かせるという面で役に立つだろう。

5年掛けて、税理士や行政書士になっても、そこから個人事務所を開いて、実際に黒字化できるまで何年を見越せばいいのかと思うと、「営業」の段階で向いている人と向いていない人が出てくるだろうし、向いている人であればそもそも「資格」が必須だったのかとさえ感じる。

「ラスト5分」の成果

日常化されたことを継続しても、よほど運やチャンスに恵まれない限り、今の暮らしから抜け出すことはできない。

抜け出すことに直結しているのは、そんな日常化された部分からさらに踏み出せた「一歩」ということになる。

それが「5分」だったり、「1つの経験」だったりする。

介護福祉士の受験でも、介護士の仕事をしながら受験する場合、早朝や夜勤などのシフト勤務で身体は悲鳴を上げていて、その眠たい状況下でどれだけ勉強時間を割けるかがポイントだ。

この介護福祉士の試験で見かけたが、眠そうにうたた寝しながら試験会場に向かう人もいた。

ある意味、万全の状況で受験できる人もいるが、現役の介護士をしている人は少なからずそんな中で試験に望む。

だから、勤務先のスタッフでも試験を拒否している人も多く、それだけ「受ける」ことが大変なのだ。

でも、そこで一歩を踏み出せると介護福祉士になれる。

学生で資格取得した人とはまた違う意味で、現場上がりでの資格取得は評価されるべき凄いことだ。

いずれにしても、あと一歩が人生を変える。

それはラスト5分と言ってもいいだろう。

ここまででいいだろう。その先にもう一歩。その一歩が大きな価値を生む。