「ライター」になるために知って欲しいこと

 「ライター」の良さって何だろう?

狭い意味で「法律」に関わる仕事、例えば弁護士や税理士などの資格で働く場合、「それは違法行為になる」という言葉が便利です。

いきなり何をと思われるかもしれませんが、核心部分から触れたかったので、そんな話をさせてもらいました。

「ライター」として活動するなら、「実績」の有無が活動のステージを分けます。

新聞、雑誌などのメディアで、ライター名を明かして活動されたライターと、Webライターのように書いた人の名前も伏せられているライターとでは扱いが異なります。

ただ注意したいポイントがあって、例えばWebライターとして名前が伏せられた場合でも、執筆した責任を負うか否かの部分はしっかりと確認するべきでしょう。

具体的には、記載されていたような効果や効能、スペースが満たされていないというようなデマ広告に関わった時に、その情報発信者が誰なのかという点です。

慣れないまま、言われるまま文章を修正し、納品した場合、仮に記載責任がWebライターによるものと判断された場合、トラブルに遭遇した人は「なぜ、そんな不確かな情報を掲載したのか?」と問うはずです。

書いたライターは「依頼されたから」と答えるかもしれませんが、実際に損害を被った人にとってはその説明では納得できません。

「売れたい」気持ちと「ウソはつけない」という良心とのせめぎ合い

ある1つの「欠点」を伏せれば、とても評価の高い商品があったとします。

場合によってはその「欠点」に気づかないかもしれません。

しかし気づいた人なら、ほぼ100%残念な商品だと思ってしまう。

例えば、「健康食品」のような類いで起こりそうな状況です。

食べても人体に一切の「害」はない。でも、それを服用しても謳われているような効果も「ない」という商品があって、「害」がないことは記載してもいいが、「効果」に関しては客観的は評価ではなく主観的な表現にして欲しいというようなケースです。

具体的にはライターの個人的感想にして、「はっきりは分からないけれど、服用するようになって体調がが良くなりました」と書いた場合、ウソだったとは誰にも分かりません。

でも、「いい商品かもしれない」を思わせるギリギリの表現ではあります。

なぜ、聞きたいこと触れないのか?

こんな経験ってありませんか。

何か知りたくてネットで検索しても、肝心なことだけが書かれていないということ。

それはライターの技量という部分もありますが、企業から強くと止められているということもあり得ます。

ある意味で、名前を出しているライターの方が、仕事を受けやすいでしょう。

なぜなら依頼する方も、「ここには触れないで」と言った時に、「理由は?」「それでは受けられない」と言える可能性があるからです。

というよりも、それを言われたまま引き受けるライターは、長く続けられないでしょう。

一方で無名のライターは、「記事を書いて報酬が得られる」メリットがありますから、即答で触れてはいけない部分は避けて記事にできるでしょう。

でも知らずにトラブルになった人が出た時は?

見たことも体験したこともない商品のレビューを、購入者のような立場で、支持されたシナリオによって文章を作る仕事をしてしまうと、自分がデタラメの記事を書いているとは思わなくなります。

感覚が麻痺してしまうのでしょう。

でも、報酬を支払ってでも「第三者」に依頼する理由は明確にあって、情報発信者が「ライター自身」と言えるからです。

例えば、支持されてた「事前のシナリオ」をしっかりと控えとして保存しているでしょうか。

トラブルになった時に、「貴方から送られた文書です」と指摘されて、「指示によるものだった」と反論できる資料は残っているでしょうか。

そこまで考えると、会社に所属するライターならまだしも、いきなりフリーのライターになるのは注意も必要です。

まして、1文字1円にも満たない金額で、どこの誰に使われるのかもしれない記事を納品してしまうと、結果トラブルにならなくてよかったですが、面倒なことになってしまうと「少額でも利益の享受」はライターの立場を変えてしまいます。

納得できる商品やサービスを紹介するならいいですが、あれこれと注意事項が多い案件に関わると、リスク管理も必要になります。