第35回介護福祉士試験に合格するために

 第34回介護福祉士試験を突破できたこみちの勉強方法

現時点では自己採点になるのですが、こみちの場合、第34回の介護福祉士試験で125問中99問に正解できました。

約80%の正解率です。

試験前の目標が「80点」だったので、結果的にはかなり満足できる得点でした。

ただ、ここまで正解できた理由は、介護福祉士試験についてかなり詳細に調べたり対策して来た結果です。

言い換えれば、高校や大学受験並みにしっかり勉強すれば、誰でもほぼ100%合格できる試験と言えるでしょう。

ではなぜ、「不合格」になってしまうのでしょうか。

合格ラインを例年の75点以上と考えると、こみちの場合あと24問不正解でも合格できたことになります。

しかし、24問という分量は相当な数で、試験直後の印象では「全然できなかった」と感じるレベルかも知れません。

と言うのも、こみちの場合も試験を終えて帰宅する時、「ギリギリかも」と思いながら不安でした。

ただ後日、自己採点してみて思うよりも正解できていたというイメージです。

つまり、125問の全てを確実に正解できる人が「レベル1000」なら、こみちのように100点前後は「レベル100」くらいで、合格ラインギリギリの75点なら「レベル60」くらいでしょう。

ちなみに昨年の4月。つまり試験まで約10ヶ月前に過去問を初めて通して解いた時に確か50点から60点くらいでした。

つまり、その時の知識で本試験を受けていたら「不合格」です。

そこで不足している25点前後をどうやって獲得するのか、10ヶ月掛けて対策していきました。

現役の介護士の方なら、日常的な業務に関するカテゴリーは勉強しなくても十分に合格ラインを突破できます。

一方で、介護の歴史や介護保険、医療など、業務ではなかなか意識しないカテゴリーは、対策しているかどうかで確実に得点が変わります。

しかし、介護の歴史や社会との関わり、喀痰吸引などの器具などは春先に勉強しても試験が行われる翌年の1月には覚えているでしょうか。

そこで、こみちは忘れる前提で、深掘りしないで全体像を掴むつもりで、一回目の学習を4月から初めました。

数字や名称などあまり細かなことは気にしないで、気楽に実務者研修で使っていたテキストを読んでいきました。

とは言え、実務者研修を受講した時にも試験があって、その時に自分で記載した「こみちメモ」がテキストの至る所に書き加えられていたので、それを見ると「あんなことを言っていたなぁ」と思い出します。

仕事の合間に読むので、一通り読むだけでも初夏くらいになっていました。

できれば、その時点でもう一度、125問の全てを解いてみるといいでしょう。

一気に全問は難しいかも知れませんが、例えば前半後半に分けて、しかも時間も計ります。

この時点でのポイントは、試験中にどれくらいのスピードで回答しなければいけないのかという感覚も感じておきたいからです。

各カテゴリー毎に採点し、正解率が70%を超えるか否かで、夏から秋の時期に掘り下げるカテゴリーを確認します。

こみちの場合、介護過程は安定して得点できました。

一方で、社会の理解や障がいの理解などは得点率が良くありません。

過去問はできれば5年分くらい解いておくと安心です。

パターンが分かりますし、自分の得意不得意も掴めます。

こみちの場合、秋口頃に目標としていた80点くらいになっていました。

しかし、合格ラインはいつも75点ではなく、年によって77点くらいになることもあります。

そう考えると、80点は安心できるレベルではありません。

合格圏内というところでしょう。

あと「5点」を稼ぐ方法を考えると、介護保険や関連法案、医療などの暗記をどこまで系統立てて覚えられるかだと思いました。

そこで、介護保険制度の誕生理由から、法の改正内容など、かなり細かく掘り下げました。

お陰で、実務者研修で学んだ時には「ざっくり」だった知識が、「なるほど」と納得できるくらいになっていました。

勤務先の上司がケアマネなので、質問することもできました。

こみちの場合、秋口から年明けくらいまで、バタバタと忙しい時期で、試験勉強があまりできませんでした。

当初の予定を変更し、ある程度緩急をつけて、苦手で得点に繋がりそうな分野から優先して時間を割きました。

結果、本試験では100点近く得点できたということです。

でももしも今、同じ試験を受けたら、確実に当時の得点にはなりません。

思った以上に問題数が多いので、リズム良く解答しないといけないのがくせものです。

今からしっかりと対策すれば、来春には必ず合格できているでしょう。

少しずつ、空き時間を見つけて、取り組んでいきましょう。