中高年が未経験から「宅建士」を目指してもいいのか?

 「宅建士」とは?

正式には「宅地建物取引士」と言います。

合格率は15%〜20%程度と言われていて、数値だけを見ると国家資格の中でも難しい資格に感じます。

国家資格の中には、受験するための条件を設けていたりして、例えば介護福祉士の試験では、3年以上の勤務実績と実務者研修の両方を満たしていないければいけません。

つまり、受験資格が厳しい試験ほど、受験生も経験者ですから、同じ合格率でも相対的に難易度は上がります。

その意味では、学歴や実務経験、性別、年齢、国籍なども問われないので、とても裾のが広い資格と言えるでしょう。

そう考えると、「今回、絶対に合格するぞ!」と意気込んで受験される人の中で、どれくらいの人が合格しているのかとなると、もう少し合格率も高くなるのかもしれません。

さてさて、そんな宅建士ですが、晴れて合格できるとどのような未来が待っているのでしょうか。

一般的には、宅建士が活躍するには、不動産の売買や賃貸などを行うビジネスシーン。

それがイメージしやすいのは不動産業ですが、その他、金融機関や建築会社なども含まれます。

不動産は資産価値が見込める財産で、その不動産を担保にした契約を結ぶような場面でも、宅建士の資格が問われるからです。

建築家が家を設計し、大工が家を建て、販売は宅建士が行う。

つまり、不動産の売買や賃貸に関わる場面で、宅建士が必要なのです。

これは一つのサンプルですが、様々な理由で手放した不動産を競売によって売却し、それを一般の人が購入できたりします。

中にはそんな物件を専門に仕入れ、リノベーションして再び販売していると言うビジネススタイルもあります。

リノベーションそのものは、建築士のような資格は不要で、でも電気工事などを行うには電気工事士の資格が必須です。

電気工事士の資格についてはまた別の機会に紹介するとして、不動産の売買や賃貸と言うビジネスを考えると、やはり宅建士の資格があるのとないのではできることが大きく変わります。

今すぐに使わないとしても、資格を持っていると将来的に幅が広がるのは疑うようがありません。

宅建士合格までの概算

宅建士の資格を持っていないこみちですので、あくまでも概算しかわかりません。

ただ一般的に言われているのは、総勉強時間500時間を目安にしましょう。

働きながらであるなら、1日3時間として約6ヶ月と言うスケジュールです。

そもそも試験日は、例年10月の第3日曜日なので、標準は3月中旬から丁度半年で受験を迎えると言う感じでしょうか。

全部で50問出題されて、4択のマークシート方式です。

巷では合格ラインが「37点以上」と言われていて、つまりミスを13問以下にできるかがポイントです。

宅建業法、民法、法令上の制限、税・その他の4分野に分かれていて、宅建業法が20問、民法が14問、法令上の制限と税・その他が各8問となります。

また、いわゆる「足切り」と言う各カテゴリーで得点がないといけないと言うような制約はありません。

例えば、極端な話、受験生の多くが得点を稼いでいる宅建業法で満点の20点、民法で14点取れてしまうと、残り2科目のどちらか一方だけで3点以上取れたなら、もう1科目はたとえ0点でも合格できるということ。

つまり、受験生の多くが得点を稼ぐ宅建業法は満点を目指し、残りの民法以下2科目で残りどれくらい稼げるかが合否の分かれ目です。

こみちが受験を目指すなら

受験科目である4科目をできる限り早い段階で、全体像として把握します。

目的は合格ラインとなる「37点」をどんな配分で得点するのか決めるためです。

これまでに受験された方々の体験談を聞くと、どうも宅建業法は得点しやすく、ここで稼げないと合格確率もかなりダウンします。

まだ内容も把握していませんが、暫定的な目安は20問中18点をとりに行く。

そして民法では14点中9点。残り2科目はそれぞれ8問中5問という感じでしょうか。

何より忘れていけないポイントは、「4択」ということ。

全く分からない問題だとしても、25%の確率でまぐれ当たりは起こりますし、上手くいけば一択くらい排除できれば、それだけ正解を知らない問題だとしても得点できるかもしれません。

その意味では、ミスしても良い13問も、確率的には2問〜3問、まぐれ当たりが起こります。

つまり、宅建業法の得点が20点満点に近いほど、残り3科目の得点が想定外のできだとしても、場合によってはまぐれ当たりで救われるかもしれません。

6ヶ月あるなら、最初の3日で4科目の大まかなイメージを掴み、最初のひと月で宅建業法を合格ラインの目安となる8割以上を狙えるレベルにします。

民法などの権利関係は、深掘りすると勉強範囲はいくらでも広がります。

つまり、基本的な問題を確実に得点できるように、知識のインプットと同時に早めに問題にも触れた方がいいでしょう。

どのような内容や分野から出題されているのかを知ることで、勉強方法や時間の掛け方がイメージできるからです。

現段階では、残り2科目についての対策が想像できません。

実際に試験内容を確かめた時に対策を立てた方がよさそうです。

ただ、体験談の参考にすると、暗記や数字を理解しておく必要があると書いてあったので、何か不動産取引に関する数値が問われたりするのでしょう。

理想は前半3ヶ月で4科目を終えて、後半の3ヶ月で最低過去問3年分。できれば5年から10年まで遡れれば、問題を時ながら知識の整理を並行して行うことで、安定した得点になってくると思います。

宅建士の受験を目指すなら、始めるのは3月中旬から。

現段階ではまだ少し余裕があるので、今後の自分に役立ちそうかどうかそれぞれの将来像と比べてみてもいいでしょう。