介護福祉士試験を終えて 中高年の仕事を考える

 正直、難しく感じた!

昨年から少しずつ準備をして来た介護福祉士試験ですが、過去問を通して解いたりした時よりも、本試験は大変でした。

まず、コロナ感染のリスクもあって、心理的にも安心した気持ちではいられません。

何より試験でなければ、出掛けない人ごみに居ることでも、何か心理的な圧迫感がありました。

割と歩くのが速いこみちですが、昨日久しぶりに人ごみを歩いて思ったのは、自分が随分とのろまになったということ。

介護福祉士試験を受験するのは、福祉系の高校生もいれば、こみち世代の中高年もいて、それこそ他の試験にはない特徴かもしれません。

それだけに感じたことも多く、例えば普段接しているのが高齢者なので、自身の老化に気づき難いことも多く、当たり前なのですが中高年は若者ぶっても中高年なのです。

それは、体力的に精神的にという意味で、仕事探しをする時も年齢に沿った自身のポジションを考えるべきでしょう。

落ち着いたら自己採点してみるつもり!?

すでに速報サイトで2022年の介護福祉士試験の解説が始まっています。

正直、ちょっと怖いですが、自己採点しないと不安のままで落ち着きません。

それこそ、ズッコケるなら思い切りズッコケるしかないですし、努力が報われて合格ラインを突破していればそれそれでよかったと思います。

合否がどちらだとしても、試験に合格するのは簡単ではありません。

でも、挑戦していかないと前には進めませんし、現状を変えることはできません。

それに今回、久しぶりに試験を受けて、緊張もしましたし、焦ったり喜んだりと試験ならではの感覚もありました。

父親に見せたい前向きな姿勢

家でゴロゴロしている父親に、このまま介護される人になって欲しくありません。

しかし、緩い生活に慣れてしまい、働かない、動かない、小遣いをもらって自由に暮らす、を手放せません。

「俺はこのままでもいいんだ」

などと言ったりします。

でも、そんな生活を手に入れられないから、みんな仕事を探して社会に出て行くのです。

嫌な先輩に嫌味を言われるのも、悪くないのに責任を押し付けられるのも、仕事をしているからです。

もちろん悪いことばかりではなくて、仕事でしか得られない出会いや体験もあるので、家で一日中過ごすことを一年も続けてしまうと気づかないうちにコミュニケーション能力は低下します。

高齢者なら認知症状が進行するかもしれません。

こみちは今朝も5時に起きて、みんなの朝食と弁当を準備しました。

その間、父親は自室です。

この前、「5時!? 俺だってもう起きている!」と言っていたので、「目が覚めるのと、起きて料理するのは大変さが違う」と伝えました。

でも、父親にとってはその差は無視で、例えば家族が仕事に出掛け大変さを見ても、昔は俺もしていたという感覚です。

こみちにすれば、過去に苦労したのは認めるのですが、だとしたらしっかりと老後の資金を残しておくとか、老後になってもできる仕事を見つけておくべきだと思います。

今は、家族の稼ぎで生活していて、しかも何かと続けているルーティンが多く、青汁だの養命酒だと健康に良さそうなものを定期購入していて、正直、もう少し厳選できないのかと思うほど。

ふと、父親が乗る車の車検代まで払う理由が分かりません。

「(自分の車の)ガソリン代はこっちで出してる!!」

父親は時にそんなことを言いますが、当たり前だろうと思います。

そりゃ、生活を変えろと迫っても、変えられませんよね。

だからこそ、試験に臨み、前に進む姿を見せて自身のやる気を出して欲しいと思います。

でもこれが失敗になったら、「だから無理するな!」と思うでしょう。

今年はみんなが継続できる生活を手に入れたいです。