出勤総日数「540日」の壁
介護福祉士の試験も今週末に迫っているのですが、テストに合格すること以上に難しいのは、「実務経験3年以上」の壁です。
50歳の人であれば、介護福祉士になった時に53歳になっていることを意味します。
簡単な算数と言ってしまえばそうなのですが、中高年になって「3歳」年を重ねるという意味は若い頃よりも感慨深く感じます。
言うなれば、40歳の中年が60歳になるまで、簡単に言ってしまえば3年ごとに資格を取っても、7つしか取れません。
そもそも7つが多いと感じるか少ないと感じるのかでも違いますが、こみちが意図するのは「それだけ貴重な時間を割いている」という意識です。
思えば、未経験で何も分からず、兎に角「初日行ってみてどうしてもダメなら辞めればいい!」という思いで始めた介護の仕事でした。
一年が経過し、二年が経過した頃には、おおよそ介護の仕事がどのようなものか理解できました。
もちろん技術的な意味合いばかりではなく、むしろこのまま介護の仕事だけでいいのかとも思いました。
その背景には、肉体労働と精神疲労が半端なく、その対価を考えると、生き方としては見直しも必要に感じたからです。
例えば、今の勤務している介護施設の数名の先輩は本当に働きません。
もう少し正確な言葉を使うなら、手間や面倒な仕事に手を出さないのです。
それを誰が補うのか。
補わない時は、確実に施設の評価を落としてしまうほどズタズタの状態になっています。
3年目に入り、あと1年の長さをとても強く感じました。
既に仕事には限界を感じていましたし、そこを本気で変えて行こうと思う気持ちもありません。
つまり、3年半くらいからは、どこか距離を感じながらミスをしない仕事に切り替えた気がします。
そして「540日」という受験資格の条件をクリアし、一気に気持ちが楽になりました。
仮に今後、介護の仕事をしなかったとしても、試験を突破すれば「介護福祉士」になれます。
そこまで歩いて来たという達成感があります。
かと言って、例えば宅建士や電験三種のように、資格を取ることで稼ぎ方が大きく変わることは望めません。
感覚的に、時給が30円アップするようなレベルです。
それでも、こみちとしては1つの節目を迎えた気分です。
そして、試験に合格したことが分かる3月には、スッキリとした気持ちで次を見据えていきます。
それくらい、職場が今まで以上に遠く感じていて、3年見続けた駅から施設までの道のりさえも思い出になっています。