第34回介護福祉士を一緒に受験するみなさんへ

 介護士になった理由も様々なはず

昨年から少しずつ受験勉強を続けて来て、今は復習というか、総おさらいをしながら介護士になってからの3年間を振り返っています。

すっかりと仕事に慣れた部分もあれば、まだまだ未熟で改善できることもあって、例えば今後のことを考えた時に自身の課題にできそうです。

正直な気持ちを話せば、こみちは介護士として介護施設でこれまでのように頑張りたいとは思っていません。

確かに、とてもありがたいことで、仕事現場に顔を出せば、利用者から優しくしてもらえます。

以前にも触れたかもしれませんが、担当しているのがユニットケアのエリアで、利用者の多くが社会的にも経験豊かな人が多く、学ぼうとする人や努力している人に対して温かな人たちです。

もちろん、厳しいと感じる部分もありますが、親心だったり、かつての部下を指導していた頃だったりを思い出してのもので、時にはご迷惑を黙って受け止めてくれたりもしてくれます。

そこに甘えてはいけないのですが、利用者のみなさんの人生最期の時期に巡りあわせてもらえたことに感謝します。

既に他界された方も多く、初めて施設で働き始めた頃とは担当する利用者の顔ぶれも半分以上変わりました。

特に印象残っている方だけでも片手ではカウントできません。

そして、兄弟のように、親子のように愛情を注いでくれた男性利用者については、本当にあと10年、20年、時代を早く巡り会えたなら、こみちは生涯の親友にしていただきたかった方がいて、この方から人生について多くを教えてもらいました。

あまり雄弁に語る人ではありませんでしたが、他人思いで優しく、戦争の大変な時代を生き抜いた方なので本当に我慢強く、こみちもそんな人に近づけるように頑張りたいと思っています。

これもブログに書いたのか覚えていませんが、こみちがはじめたダブルワークの会社近くに大きな看板があって、「ようこそ、〇〇へ」という部分に、その方と同じ苗字が書かれています。

働き始め、そこを通るまで知らなかったのですが、その会社で働けるようになったのも何か縁があると感じます。

介護の仕事でストレスが蓄積し、挫折しようとした時にダブルワークを思いつき、がっつり続けられないなら、少しペースを落としてでも、介護福祉士の受験が可能になる3年以上の在籍期間を満たせるまで続けようと工夫していました。

そんな中、あの看板に気づいて、勝手に不思議な縁や導きがあったと思っています。

いずれにしても、試験は今週末に迫っていて、体調管理や当日の天気、移動中の交通機関など、全てが無事に過ごせたらと思います。

そして何より、これまでの継続が結果となって、皆さんと一緒に「合格」を祝えるように頑張ります。

最近、介護の仕事に関しては前に進んでいるというよりも、どこか振り返りになることが多く、それを踏まえて今後も見直せたらと思っていたりしています。

とはいえ、先ずは試験なので、気持ちを切らさないように、無理をしないでコツコツと進みたいです。

理由はそれぞれ別々ですが、同じ日に受験される皆さん、一緒に夢を達成できるようにもう一踏ん張りしましょう。