高齢者の施設探しの基本知識とは?

介護保険制度を理解する!?

介護保険制度とは、簡単に言ってしまえば、公的な介護に関する行政サービスを受けること。

そのためには、「介護を必要としている」と行政に対して知ってもらう必要があります。

それが、要介護認定です。

申し込みは、お住まいの市区町村の窓口に行くのがいいでしょう。

そして、認定結果によって、要支援1、2、3、4、5、要支援1、2の7段階に分類されます。

最も支援が頻繁に必要となる人が要介護5であり、一般的に要介護3、4、5のいずれに該当したら施設探しが必要です。

介護施設の種類

介護施設と言っても、まだまだ健康な人と何か病いや事故などで不便を感じる人とでは支援方法も異なるでしょう。

そこで、必要度に応じて介護サービスの内容や頻度を調整しなければいけません。

例えば、完全に日常生活の面で自立できるなら、介護認定も要支援や、要介護でも1、2などに分類されているはずです。

そのような人は、自宅生活を基本として、時々施設でリハビリを受けたりするのがいいでしょう。

そこで、通いのデイサービスや通所リハビリなどのサービスを行う施設から探すことになります。

要介護3以上になると、自宅で家族が介護するのは大変になってきます。

そこで、施設への入所をし、自宅を離れて暮らすことになります。

その時に、リハビリを希望して在宅に戻りたいなら「老健」ですし、余生をのんびりなら「特養」。お金を使ってもこれまでの趣味や習慣を継続したいのなら「有料」という具合に、ライフスタイルに合わせて選びます。

施設が決まるとはどういうことか?

ここからは施設探しで今も奔走中のこみちの個人的な感想です。

全ての人に当てはまるのかは分かりませんが、ポイントとしては大きく外れていないでしょう。

さて、施設にも種類があることは紹介しました。

そして、自分が望む施設を決めるには、自宅からの距離や施設のサービス内容と料金が気になるでしょう。

特に要介護3以上でなければ入所できない特別養護老人ホームに至っては、多くの施設で複数名の入所待ちを抱えているような状況です。

つまり、いきなり特養に希望を出しても、順番待ちの関係で入所は半年とか一年、さらにそれ以上と言われています。

そこで、多くの方が選択するのは、施設入所する場合、有料老人ホームや老人介護保健施設のような入所が比較的容易な施設から調べてみることです。

しかしながら、有料老人ホームが料金が割高傾向にあり、老健は入所手続きが分かりにくかったりします。

特に老健は病院とのつながりが強く、関係者もどこか医療スタッフのような雰囲気があります。

特に介護保険制度に詳しくない人では、それが尻込みしてしまう一因かもしれません。

しかし、老健の役割を少し掘り下げると、在宅復帰やリハビリなど、他の施設には必須ではないサービスや目的が主体になります。

それ故に「3ヶ月で退所させられる」というイメージも聞きます。

しかし、これこそこみちのイメージですが、あるリハビリに特化した老健の場合、入所期間が短いことをアピールしていて、それが「3ヶ月で」に繋がるのですが、実は多くの施設で在宅復帰させて終わりと考えているのではなく、住み慣れた自宅でもう一度過ごし、再びADLが低下すると施設に戻ってを繰り返し、その人にとっての生き甲斐を保ちながら、段々と医療的なケアを増やして老いを迎えるように努めています。

こみちも老健で働いているので感じるのですが、施設で入所しっぱなしよりも、自宅に戻れる生活は、やはり利用者には生き甲斐となるはずです。

しかし、家族の受け入れなどによっては困難な場合もあって、老健としても単に「特養待ち」を理由に受け入れるかは悩むところでしょう。

一方で、都心部にある有料老人ホームなどでは、入所金だけで1000万円という場合もありますが、都心の立地や賃貸料を考えると、必ずしも高額とは言えません。

なぜなら、入所金といっても退所時に返却させることも多く、利用時の担保金という役割があるからです。

さて、公的な介護サービスを受けるので、介護認定を受けるのは当然ですが、施設から見た時に希望する高齢者がどのような人なのかはとても気になる部分です。

というのも、どこまでの支援が必要で、その人自身にどんな病気や障がいがあるのか、服薬は何をどう飲んでいるのかなど、その関係資料があれば、ある程度の情報を即座に知ることができるからです。

一般に診療情報提供書と呼ばれていますが、例えばある施設を見学し、雰囲気に納得して入所希望書に記載すれば、多くは施設から入院先の病院や今使っている施設などがある場合、そこに連絡が来たりします。

目的は先に紹介した「どんなサービスや支援を必要としているのか」を知るためです。

つまり、時には健康診断のようなものを受診して、現状を書面にて報告するように迫られたりします。

医療機関に相談すると、書式に応じた診断や検査を行なってくれますが、その金額は保険対象外らしく、聞いた話では2万円くらいするそうです。

もちろん、入院していればある程度の検査は行っているはずですし、入院していない場合にはすでに担当となっているケアマネからある程度の情報を聞くこともできるでしょう。

いずれにしても、その施設にとって入所希望者が受け入れられる人なのかどうかを見極める意味でも、医療的な情報を提供しなければ入所決定にはたどりつきません。

ある程度、介護業界に関わっている人なら話の内容や目的も理解しやすいですが、そうでないとなかなか話が頭に入ってこないという場合もあるでしょう。

そんな時には、お住まいの地域を管轄としている地域包括支援センターを探して、窓口で相談してみるといいかもしれません。

それこそ、「要介護認定とは?」から始まり、「介護施設の種類は?」や「施設の見つけ方」「サービスに違い」など、「入所までの流れ」だけでなく、不要となる住まいの処分や身元がいない高齢者の権利保護など幅広く支えてくれます。

その意味では漠然と「施設を探している」というよりも、自宅では暮らせないので施設に入所して生活したい」のような具体的な質問がいいでしょう。

ちなみにこみちの施設探しの現状は?

こみちの場合には、叔母が入院している病院所属の相談員と連絡を取り、気になる施設を見つけると施設へ連絡して見学させてもらい、サービス料の大まかな金額を教えてもらったら、再び病院の相談員に報告して、診療情報提供書などを施設側の相談員に提供してもらっています。

そうすることで、叔母という利用者を受け入れられるのか判断され、空き部屋と入所時期の調整が行われて本入所となります。

すでに診療情報を提供し検討してもらっている施設の他、入所希望の書類を出し、施設から病院へと連絡してもらい、情報交換が行われるであろう施設も3軒あって、さらに特養を希望する申し込みの準備も始めていて、居住地域の特養に一括申込みされる予定です。

退院までの期限が迫っていますが、やっと本格的に動き出した感があって、さらに明日には本命の老健の担当者からのリアクションも入るみたいなので、それによっては一気に話が進むかもしれません。