行政の方針
想像していた通り、行政も地域包括も、血縁者が動いている限り、施設探しの「課題」を受け取ってはくれません。
実際、区役所で踏み込んだ相談を持ちかけ、対応できない管轄については別の窓口をと思っていても、そんな風に応じてはくれずに、地域包括を訪ねて「ケアマネ」を立てる方がいいとアドバイスされました。
しかし、地域包括に行けば、まだ入院中の場合にはケアマネを立てられないと言われ、あくまでも血縁者の努力を強いてきます。
そこで、一旦は叔母のサポートを辞退させてもらい、行政による支援を働き掛けると、地域包括でやっと行政との調整に動いてくれる運びとなりました。
そこまでくるまでに、提示された施設は大半が予算オーバーで、中には月額5万円程度の負担と洗濯などのサポート等等を継続するしかない有り様です。
それでも、病院からの連絡を間に受けて、退院までに我々が負担するしかないと思い込んできました。
ところが、流石に毎月負担は厳しいものがあり、「支援を断る」ことも必要だと感じました。
そして、一旦、叔母に関する我々の支援を撤退させ、行政に主体的なポジションを譲ることにしたのです。
なぜなら、そうでもいなければ、入所以外の負担を含めて50万円をゆうに超える金額を負担しなければいけません。
老いている両親を抱えた状況では、流石にイイ返事はできません。
何より、我々ができないと意思表示することで、施設探しも病院と行政、地域包括間で調整してくれます。
そんな訳で、行政からの判断をまって、行き場の限られる叔母の施設探しも決まるでしょう。