第34回介護福祉士国家試験対策 「社会の理解」を勉強する パート7

第33回介護福祉士試験の「社会の理解」で問われる問題とは?

「社会の理解」のカテゴリーとしては、12問の出題がありました。

全体の約1割に相当します。

また、社会の理解は範囲が広く、学習に時間が掛かるので、時間に限りがあるなら、深掘りし過ぎないように基本問題を優先して学習しましょう。

では33回で出題された問題を振り返りながら、どのような問題だったのか紹介します。

問5 家族に関する2015年以降の動向として最適なものは?

正解は核家族の中で「ひとり親と未婚の子」の世帯が増加しているという選択肢。

世帯人数は全国的には2.7人程度、東京では2人を割っています。

一般的には男性と女性では、女性の方が高い割合で結婚されていますし、熟年離婚の増加や高齢者のいる世帯では、夫婦のみが多かったように記憶しています。

以上の知識から、「ひとり親と未婚の子」の世帯が増加しているを選ぶことになります。

問6 セルフ・ヘルプ・グループに該当するものとして、適しているのは?

セルフヘルプという言葉から、「自身を救う」という機能が期待できる集団を選ぶことになりそうです。

少なくとも、学生自治会や専門職集団、ボランティア団体ではないと思うので、町内会か患者会のどちらという言えます。

改めて「町内会」の役割を考えると、定期的に地域の清掃やお祭りなど、隣近所の方々が親睦深めたり、時には連絡網によって情報の共有なども行っているでしょう。

一方で「患者会」とは、同じような病い悩む人たちが集まり、意見やアドバイスを通じてより良い認識を持ち、その中で解決や安心感などを得ることが期待できます。

つまり、正解は3番です。

問7 福祉三法に続き制定され、福祉六法に含まれる法律とは?

福祉三法とは、児童福祉法、身体障害者福祉法、生活保護法です。

さらに、精神薄弱者福祉法、老人福祉法、母子福祉法を加えた六法を福祉六法と呼びます。

つまり、老人福祉法である4番が正解です。

問8 2017年の社会保障給付費に関する記述で正しいものは?

年金の給付費が社会保障給付費の半分に迫ることを知っていれば、正解できたでしょう。

問9 介護保険法の保険者として正しいものは?

この問題は絶対に正解しなければいけません。

もしも現段階で間違えてしまったのであれば、試験が開催される一月末まで気合を入れて勉強しましょう。

問10 介護保険制度の利用に関する記述で正しいものは?

正解は4番。

一瞬、1番目の選択肢を選びそうになりましたが、「介護保険被保険者証」はこれまで受け取っていた「健康保険証」とは異なるものですが、介護サービスを受ける前に65歳になった人は全員配られるものです。

つまり、要介護認定よりも前に受け取っているはずなので、1番は間違いとなります。

問11 問題文を読み正しい選択肢を選ぶ

正解は2番です。

問12 ノーマライゼーションの説明として正しい選択肢は?

正解は4番。

この問題も基本問題と言えるでしょう。

問13 問題文を読み正しい選択肢を選ぶ

正解は3番です。

これも基本的な問題でしょう。

問14 障害者総合支援法の障害者の定義とは?

正解は1番。

これも基本問題でしょう。

問15 障害者総合支援法のサービスを利用するための組織について正しいのは?

正解は5番です。

介護保険制度同様に、市町村によって行われます。

問16 高齢者虐待防止法に関する記述で正しいものは?

正解は1番です。

この社会の理解は範囲が広く、ここまでしっかりと学習が進んでいれば、合格率も高いのではないでしょうか。

こみちの場合、12問中11問が正解でした。

何度も解いているので、答えを覚えているわけではありませんが、正解率は確実に向上しています。

これで、介護福祉士試験で出題されるカテゴリーを一通り学習したことになります。

今後は、過去問を繰り返し解きながら、さらには暗記等で得点できそうなカテゴリーを中心に、再び学習していきたいと思います。

予定としては11月中にここまで到達したかったのですが、個人的にいろいろと用事が重なり、年末のこの時期になってしまいました。

もう少し頑張れば、合格も見えてくるでしょう。

体調管理を含めて、学習を継続していきたいと思います。