第34回介護福祉士国家試験対策 「発達と老化の理解」を勉強する パート9

 第33回の介護福祉士国家試験では何が問われていたのか?

「発達と老化の理解」では、8問が出題されました。

それでは、各問題を改めて確認していきましょう。

問69 文章問題を読んで答えるもの

自閉症とは乳幼児期に見られる発達障害で、言語、対人、社会的関係での特徴が見られる。

愛着障害とは、「愛着」の感情が正常に発達していない状態

注意失陥多動性障害とは、年齢に合わない不注意さや好きなことしかしないなどの特徴がある

学習障害とは、読み書き、計算などにおける集中力に欠けている状態

知的障害とは、知的発達に遅れが見られる状態

この問題は、各言葉の意味を知っていればより高い確率で正解できます。

しかし、使われている漢字と問題文を照らして見れば、「学習障害」を選べたのではないでしょうか。

問70 医療、福祉の法律で年齢に関する問題

後期高齢者医療制度は、75歳から始まります。

老人福祉施設に入所できる年齢は、介護保険制度の対象者であると考えれば、特定疾患による対象者とされる40歳からになるでしょう。

介護保険の第一号被保険者が65歳から。

介護保険の第二号被保険者が40歳から。

医療保険の前期高齢者は65歳から。

介護福祉士国家試験での出題としては基本問題でしょう。

問71 高齢者の喪失体験に関する問題

正解は3番。

高齢者に起こる喪失体験とは、それまで築いてきた日常生活が「加齢による変化」も伴って起こります。

具体的には、肉親との死別なのでしょう。

その意味では、同じ加齢でも肉体の機能的なものではありません。

また、病的な悲観を克服するために、その対象をあえて別のものへと向けることは望ましいとは言えません。

問72 加齢による味覚の変化

高齢者が濃い味付けを好むことを知っていれば、確実に正解できたでしょう。

問73 意欲が低下した高齢者の動機付け

落ち着いて考えれば、多くの人が正解できた問題でしょう。

問74 高齢者の便秘について

便秘の種類に機能性便秘と器質性便秘があって、機能性が蠕動運動の低下であるのに対し、器質性は閉塞などの理由で便秘になることと言える。

弛緩性便秘とは、機能性便秘をさらに分類した言葉ですが、割と多い便秘です。

直腸性便秘とは、直腸まで到達しても便意を催すことが点しい便秘。

問75 高齢者の転倒について

割と定番の言葉と知識が織り交ぜられた問題でしょう。

しかし、基本知識があれば、ほとんど人が正解できたのではないでしょうか。

問76 高齢者の糖尿病

低血糖状態になると、冷や汗や動悸、痙攣などの症状が見られます。

しかし、高齢者になるとその症状と意識に差が生じやすいのもポイントです。

まとめ

完全とは言えませんが、残りの分野を考えて、先に学習を進めたいと思います。

ちなみに、今の段階では8問中7問の正解でした。