第33回の国試で「認知症の理解」のカテゴリーでは何が問われたのか?
問77 認知症の特徴
認知症に似た症状として、せん妄やうつがありますが、問題ではうつによる仮性認知症との違いを問われました。
こみち自身は少し問題面食らった感じで、とても1と3で悩みました。
正解は、1番の判断障害がみられることが多いでした。
問78 最も多いアルツハイマー型の次に多いのは?
試験問題では血管性認知症が正解となっていますが、別のサイトではレビー小体型認知症の方が多いとも言われていて、受験生としてはどちらが正解なのか困惑します。
ただ、試験対策としては血管性認知症が2番目に多いということで良さそうです。
問79 アルツハイマー型認知症の男女比
認知症の問題としては、基本知識でしょう。
ぜひ正解したい問題です。
問80 認知症初期集中支援チームに関する説明
チームケアが必要とされる認知症の支援を考えても、チーム員会議の開催が重要です。
問81 クロイツフェルト・ヤコブ病に関する記述
正直、プロオン病を知りませんでした。
この病気は、感染病ということや感染後の致死率も高いと言われています。
また不随意運動も認められます。
個人的には、かなり細かい知識を問われていると感じ、問題のレベルも高いと思います。
問82 レビー小体型認知症について
レビー小体型認知症は、パーキンソン病との関連性が強く、筋肉のコントロール(ここでは嚥下)についても苦手となり、誤嚥性肺炎に結びつきます。
幻視幻聴のような特徴もありますが、ここでも問題のレベルは高いと言えます。
問83 問題文に答える
問題文の意図をしっかりと読み取れれば正解できたのではないでしょうか。
問84 慢性硬膜下血腫の検査方法
CTを使っての検査が有効でしょう。
問85 認知症に伴う注意障害に関する記述
比較的基本問題です。
他の問題が難しいので、基本問題は確実に正解したいものです。
問86 死が極めて近い時のケア
何かをするというよりも、どれだけ穏やかに過ごせるかを意識した介護になるでしょう。
以上10問となります。
こみちの場合、正解率は70〜80%でした。
特にポイントは問78の血管性認知症が2番目ということでしょうか。
また、レビー小体型認知症とパーキンソン病の関係性も改めて知っておくといいでしょう。
「認知症の理解」は全体的に難しい問題が多かったという印象です。
これまでの学習で深められた知識もありますが、あらゆる問題に対応できるほどの豊富な知識は身についていなかったです。
次回からは「障害の理解」へと進むことにしましょう。