誰かよりも「スゴイ」でなくていい!?
例えば、介護士になると大半の人が利用者の排せつを介助します。
つまり、「シモの世話」をします。
こみちが介護士をまだ始める前、「そんなこと、自分にできるだろうか?」と思っていました。
というのも、スキルは「磨くもの」と考えて、少しでも上達しライバルたちよりも上手くなることを目標としていました。
しかし、中高年になってからの転職で感じたのは、「その仕事ができるかどうか?」ということ。
介護士で言えば、施設勤務になると早朝からや昼前から、夕方からといろんな時間帯で勤務します。
大型連休も年末年始も関係なく、台風が接近しても簡単には休むことはできません。
一つには、施設には多くの利用者がいて、彼らの生活がそこで営まれているからです。
実際、台風が直撃すると予報があった時、あるスタッフは半日以上も前に来て、勤務を終えて、さらに半日も帰宅を待っていたそうです。
お分かりいただけると思いますが、介護士としての生命線は、作業するスキルよりも前にある程度のプライベートを犠牲にしても利用者支援のために欠勤しないことなのです。
もちろん、来ればいいということではありませんが、先ずは「皆勤」できることがマストスキルなのです。
有望資格の中でおすすめ「宅建」ですが
実際に就職案件を眺めて思うのは、中高年にとっては「厳しい現実」という印象です。
若い世代なら全く異なるのかというと、正直なところ現実が変わる訳ではありません。
ただ圧倒的に異なるのは、「即戦力」を期待される中高年とは違い、「育成」も視野に入れて採用されるのが若い世代の利点でしょう。
例えば、こみちが介護士を辞めたとして、宅建の資格を目指すのかと考えた時に、現状の募集案件を眺めてみて、がっつり「営業マン」として覚悟できるかは自信が持てません。
しかし、派遣にした場合、有資格者での時給が1800円から1300円(都心部)で、それを高いと思うか妥当と思うかがポイントです。
事実、介護士の場合、介護福祉士を持っていても介護現場で働くだけでは同額を期待することは難しいはずです。
先にも触れましたが、介護士は休みの日が制限されるというハンデがありますから、多少の残業があったとしても宅建士として営業や事務を担当した方が働きやすい人もいるでしょう。
思い切って「YouTuber」を目指す!?
昨今のYouTubeチャンネルを見れば、多くの人が「ビジネス」としてチャレンジされています。
以前なら「顔出しNG」なんて人も多かったですが、印象としては「出せるものなら何でも出していく」人が増えました。
それでも、実際にどれだけ稼げているのか分かりませんし、この先5年10年後も継続できているかは誰にも予測できないでしょう。
成功者のみなさんは、サラリーマンの月収どころか、プロスポーツ選手並みの金額を稼ぎ出す強者たちです。
もっとも、一般の会社なら、年齢やキャリアに比例して、全員が似たような報酬を稼げますが、競争ありきの世界では「独り勝ち」が基本です。
その意味では、営業マンの稼ぎも同じで、基本給では異業種以下の金額で、しっかりと成果を出して「ガッツリ」稼ぐスタイルになっています。
取引先から時間指定されたら、それが休みの日でも出勤するくらいでないと、顧客は増やせません。
「そこまでは…」と考えるなら、営業マンという働き方を選ぶべきではないでしょう。
つまり、今のYouTube では、多くの人が「本気」で取り組んでいます。
カテゴリーやアイデアにもよりますが、今から「YouTuber」というのも、営業マン以上に覚悟が必要です。
例えばwebライター
ライターとwebライターの明確な違いは、「取材」の有無でしょう。
言い換えれば、何かを伝える時に情報を自分の足で稼ぐのがライターです。
一方でwebライターは、取材よりもネット検索を活用します。
つまり、webライターの書く記事は元ネタがあるということです。
5年後を見据えた時に、webライターはなりやすいものの、文字単価や好みの仕事で勝負できないかもしれません。
つまり、自身の言葉で記事を書く「ライター」にどう移行していけるかが、課題となるでしょう。
もう10数年前の話でしたが、ライター採用だったこみちでさえ、文字単価で言えば3円とかがスタートでした。
webライターの場合、文字単価0.2円とかも場合によってはあります。
それでもたくさん書ければそれだけ稼ぐことができますが、一日数時間の執筆でこみちが1万文字程度なので、0.2円では2000円になってしまいます。
効率的に稼ぐなら、早朝のスーパーの品出しでも、近所で1000円くらいで募集されているので、3時間でもできれば、一日掛けて1万文字書くよりも楽に稼げることになります。
ただ、業界での繋がりや仕事の紹介などが期待できるなら、最初の単価で決めるべきではありません。
と言うのも、ライター採用になれば、得意な分野で執筆できるだけに質の高い「求められる記事」を書けるからです。
その根底は独自の取材があるからこそで、ネット情報だけを繋ぎ合わせるだけではどうしても似通った記事になり、それは「ライターとしての評価」にも影響します。
結論
結局のところ、楽に稼げる仕事などどこにもありません。
ただし、自身には苦でないことが社会的には苦とされたり、困難なものとされることがあります。
つまり、「ずっと座っているだけ」の仕事も、苦手な人は一日でも耐えられません。
自分がこれならずっと続けられるというものに着目し、そこから社会的に求められるニーズを見つけ出してもいいでしょう。
例えば、いい営業マンは必ずしも口が上手いとは限りません。
逆に口下手で、売り込みたい商品の欠点も隠さずに紹介できる人の方が、信頼されて売上を伸ばせたりします。
つまり、その商品にはどんな特徴があって、どんな人やどんな使い方を望まれている場合に価値があるのかを自身で掘り下げることがポイントです。
実はこの思考方法は、自分に合った仕事を見つける時と同じです。
自分の強みを誇張しても、それでは評価は長続きしません。
それよりも、自身の弱点も紹介しつつ、でもどんな場面では強みになるのかを分析できれば、採用したいと思ってくれる企業と相性もいいはずです。
100社からウケがいい人を目指すよりも、その中の1社との出会いが自身の未来を作るからです。
無駄を無駄にしないのもその人次第で、そこからでも価値を見いだすことはできるということ。
何もしないことが、もっとも価値に転換しづらいのです。
「ダメかもしれなくても行動してみる」ことで、初めて次が始まります。