介護職の立ち話

 噂話しは絶対にNG!

介護施設で働く時に、特に気をつけるべきことは「噂話し」に首を突っ込まないこと。

「介護」というものに正解がないだけに、介護職の仕事にも複数のスタイルが存在します。

言い換えれば、自分と違う=ダメな介護というような批判が、簡単に成立してしまうのです。

スタッフが多くなればなる程、派閥ができて、そこに加われば、自ずと別の派閥とは行き来できないという雰囲気も生まれます。

噂話しは、そんな働きにくさを作ってしまうきっかけなので、近寄らないに越したことはありません。

質の高い介護施設を目指して

今日も介護の仕事でした。

こみちが理想とする介護サービスを100とするなら、今日の仕事は70点くらい。

自分でできることを精一杯頑張ったという自負はありますが、介護施設のサービスとして考えると、正直なところ「大丈夫なのか?」と思ってしまいます。

ここで細かな部分まで触れることは避けますが、少なくともこみちが利用者の立場で、利用したい施設ではありません。

介護福祉士の試験対策でも、介護保険制度を導入した理由として、介護施設やスタッフの意識改革がありました。

というのは、介護保険制度が始まる2000年までは、高齢者福祉は基本的に行政の仕事でした。

つまり、サービスではなく、国や地自体によって提供される措置という扱いです。

スタンスとして「利用したいならしてください」ということなので、従業員も謙ることはないでしょう。

「〇〇してください!」が基本で、今のように「〇〇してみませんか?」とお伺いは立てません。

とは言え、もう20年以上も昔の話ですが、今でも介護業界には当時の雰囲気を思わせるスタッフの勘違いが起こってします。

なぜ起きてしまうのかというと、高齢者=弱い立場と思っているからでしょう。

しかし、そんな風に言うと、だから介護サービスを提供するのではと思う人もいるはずです。

ICFや自立支援の意味をもう一度振り返れば、「高齢者や障がい者も、適切な支援を使えば、一般の人と同じように暮らせる」というために、今の介護保険制度が存在します。

こみち的な解釈をすれば、利用者を〇〇様と呼ぶことが介護の基本ではなく、利用者の自立を支えるスタッフとしてどんな呼び方が適切かを考えて欲しいという意図があるだけです。

つまり、名前のある人を「おじいちゃん」とか「おばあちゃん」と呼ぶと、呼ばれた人は「誰のおじいちゃんやおばあちゃんなんだ?」と思うでしょう。

なんだか小馬鹿にされているような印象を受け、言われて嬉しくありません。

かと言って、100%ダメかというと、それは状況次第で、それが許されると思える場合には使ったとしても間違いではないでしょう。

中高年の介護スタッフが使うべき言葉とは言えません。

本来なら、そんな接遇マナーを修得して現場に出るべきです。

入職してすぐに現場仕事で覚えるのは、誤解や弊害もあるからです。

車イスに載っている利用者に、立ったままで話を聞くことが、自立支援として適切でしょうか。

そんな基本的な対応を見るだけでも、良い施設かそれでない施設か判断できるでしょう。

激務の介護現場ってどうなの?

別部署の介護スタッフと帰りの更衣室で一緒になり、いつもは挨拶くらいでプライベートには踏み込まないこみちですが、「疲れましたね!」と声掛けたことで少し仕事の話になってしまいました。

そして、そのスタッフの職場に異動してみて欲しいという展開で、要はそれだけ現場仕事が激務だということでした。

こみちの職場も暇ではありませんし、どうなっているのかと感じることも多いです。

しかし、その人の話を聞いて、「それは大変だ!」というよりも、「なぜ、辞めないのか?」と思ってしまいました。

こみちの所属部署は、まだそれほどでもありませんが、その部署のスタッフが激しく入れ替わっていることは何となく知っています。

もしも、こみちがその部署に異動するなら、上司と相談させてもらい、こちらからも条件を提示させてもらうでしょう。

1つは契約される単価給の見直しです。

今の職場でさえ、他のスタッフとほぼ同額というのはモチベーションが下がります。

なのに、これ以上の激務を今と同じ単価給で請負う理由が見つかりません。

同じ能力を異業種なら1500円でも雇ってくれて、介護スタッフになると1000円でも喜ぶというのは、本当に不思議なことです。

それこそ、介護スタッフしかできない人が、介護業界にこだわるという風になってしまいます。

しかし、介護の仕事ができる人なら、異業種でもかなり有望なスタッフになるはずです。

なぜなら、相手のペースに合わせて、心地よい環境を提供できる能力があるので、営業マンや接客業、コールセンターなど、幅広い職場で活躍できるからです。

それでも介護業界で働き続ける人と言うのは、本当に介護の仕事が好きなタイプか、自身の本当の強みを知らないタイプでしょう。

もしも、今の職場以上に負担を強いられる施設があるとするなら、そもそもの話として、施設運営の方針やスタッフの育成方法を見直すべきだと思います。

本当は介護の仕事にも定年制度は必要!?

介護の仕事は、人手不足もあって70代でも働ける職種です。

しかし、あるタイミングで急に仕事のスピードやこなせる幅に変化が見られ、一般のスタッフとは異なる「枠」で雇用された方がいいようにも思います。

こみちの所属部署にも複数名の高齢者スタッフが働いていますが、まだまだこみち以上に働けるスタッフもいますが、ここ数ヶ月で急に動きや反応が悪くなってしまったスタッフもいます。

抱えている仕事量と目標となる時間を調整できないために、30分で終える仕事を2時間掛けてしまうということが起こります。

しかも、「少し急いだ方がいいですよ!」と言っても、どう急げばいいのか分からないみたいで、逆にしどろもどろして抱えている仕事さえ終えられない状況になります。

例えば、3時間だけのスポット雇用にするとか、リネン交換や倉庫の物品管理など、淡々とできる仕事に切り替えてもらうのもいいでしょう。

と言うのも、シフトの組み合わせによっては、5名のスタッフがいても、実質2名だけで回しているというようなことが頻繁に起こり、「手伝うよ」というスタンスになりがちです。

また、高齢者になると面倒くささが強く、根気にも欠ける傾向があり、して欲しい仕事は避けて、楽な仕事に飛びつきます。

しかも、中途半端なままで終えることも多く、その始末まで回されると「定年制度」という社会制度がある理由もうなづけます。

ただ、現実的には介護業界に応募する人はまだまだ不足していて、若い世代から中高年、高齢者と働きたい人が働ける職場になるといいでしょう。

派遣スタッフという働き方

介護現場の実情からすると、さまざまな時間帯や曜日で働ける外部スタッフも重要な労働力です。

つまり、中高年の方で、介護現場の経験がある人は、例えば入浴介助を3時間していくらというような働き方もありではないでしょうか。

1時間のレクリエーションを担当して2000円なら、歌や体操、ダンスや楽器演奏など、自身の得意分野を活かして稼げるからです。

ただ、そんな風に働けるまでには、施設運営サイドの意識改革も問われ、まだまだそこまでの理解は難しいのかもしれません。

コロナ禍の落ち着きを機に、こみちの勤務している施設でも退所希望者が殺到していて、その半月で2割が去っていきます。

一方で、それを補うだけの入所者がいるのかと言うと、最近ではショートステイで数日の体験入所という「お試し」が増えていて、実は長期希望で入ってくれた利用者が明日にも退所することになりました。

そんな風に、サービスが悪いと施設も空き部屋が増えてしまいます。

当然ですが、スタッフへの待遇も改善されず、辞職者がでればさらにサービスの質に影響するという好ましくない流れができてしまうのです。

接遇マナーまでできる介護スタッフにはしっかりと報酬を与え、それを目指すことで得られる自由度の高い働き方が定着すれば、中高年の方も無理なく働けるはずです。