コロナ禍 緊急事態宣言が解除される!? 介護業界の変化

 介護施設での変化とは?

コロナ禍の影響もあるのでしょう。

数ヶ月前から、こみちの勤務する介護施設でも離職者がジワジワと増えていました。

別の所属のスタッフとは、委員会活動で一緒にならないと、会釈するくらいで名前さえも分からないことも少なくありません。

何となく「顔」は知っているけれど。

そんなスタッフも全体の従業員の数割に及び、割と仕事で接点がある看護士やその他の専門職でも、「あの人って勤務している? 最近、会っていないなぁ」などと同僚に尋ねたら「〇月で辞めたよ!」と聞き、驚くこともありました。

一方で、タイムカードを押す一角を見れば、スタッフの増減もカードの置き場で分かります。

つい最近までは、空きスペースが増えていると思っていたら、今後はどんどんとスペースが少なくなっていて、こみちの知らないところで新規採用者が増えているのでしょう。

中高年の方にとって、介護系の仕事は採用されやすいこともありおすすめです。

しかし、世間的には仕事がキツいとか、報酬が安いという印象もあるでしょう。

ただ、平均賃金と賃金の「中央値」では、少し印象も異なります。

両者の違いを簡単に紹介すると、平均とは相場以上に高収入の人材が多い職種ほど、平均額は自ずと上昇します。

一方で、介護系の仕事の場合、多くは勤務年数と資格、夜勤回数などで決定され、サラリーマンのように平均額の2倍3倍稼ぐというのは稀なことです。

それだけに平均額に近い収入の人が大半の業界とも言えるでしょう。

そして、中央値とは、高額な人から低額な人の中央になる「基準値」なので、介護系ではそれほど変わらない場合でも、営業職のように稼げる人とそうでない人の差が生じる業界や、学歴によって基本給が明確に異なる業界などでは、どうしても中央値と平均額に開いきが生じるのです。

つまり、業務の改善によって稼げる業界と介護のようにスキルの違いをあまり評価対象としない業界では、どうしても「平均年収」にも差が出ます。

こみち的な感覚としては、異業種で同じ仕事をすれば、時間給1200円では安いと感じ、1300円くらいが妥当、1500円なら高待遇という感覚です。

もちろん厳密には、交通費の扱いや都市と地方などでも変化しますから、その意味では金額がそのまま適応されるとは思いません。

とは言え、緊急事態宣言の解除を機に、転職を本格的に検討している人にとっては、ようやく訪れたチャンスでしょう。

介護系の仕事というと、介護施設をイメージしますが、実際には様々な働き方があります。

つまり、「介護」という今後も現代社会で欠かせないスキルを身につければ、中高年になっても働き続けられるでしょう。

事実、こみちの勤務している施設なら、70代のスタッフもたくさん働いていますし、それこそ年齢やその人に合わせた仕事も得られます。

また、異業種並みに稼ぎたいなら、基本の介護スキルに合わせて「経営」を学ぶことで、施設長を目指すことが可能でしょう。

こみち自身で言えば、介護系就活フェアーの時に、学研ココファン等の企業案内に参加した際、キャリアパスに対する企業からの提案も聞かせてもらうことができました。

その時に感じたのは、介護施設としても「施設内で働くスタッフ」ばかりを求めているのでは無いこと。

もっと踏み込むなら、介護施設を「会社」と考えて、社会からの信頼を得られるように運営することも大切です。

そのような展開や展望もあると気づけば、介護施設で数年のスキルアップも無駄にはなりません。

むしろ、中高年にとってはこれまで職歴と合わせることで、施設運営に加わることもできるでしょう。

実務者研修を受けていた時に、授業を担当してくれたのはある介護施設の事務長で、介護スタッフから昇格し、年収もやりがいも増えたと話してくれました。

現場スタッフとして働くこともできますし、やり方次第ではさらに経営や人事の方にも進めるのも介護業界ならではです。

特に小規模な介護施設を得意としている事業所に入れば、5年後、10年後に「施設長」「事務長」という肩書きを得ることもできます。

下積み期間中に感じたことや教えてもらいたかったことをしっかりと記憶し、自身が施設を動かす側になった時に、その経験を活かすことができれば、今までにはなかった施設運営ができるかもしれません。

そんな気持ちで働くことができれば、単に職場問題点も、マイナスに捉えることはなくなります。

なぜ、そんな風になってしまったのか。

何が足りなかったのか。

全てのことが次に活かせる経験になるはずです。