こみちの特徴を活かした仕事
こみち自身、過去にWebサイトの構築に関わる仕事に携わってきました。
とは言え、随分と昔の話で、今のWeb関係に戻れるほど精通した知識もありません。
一方で、介護士として仕事をさせてもらった時に、利用者の想いや考えに触れられる機会も多く、そのことを介護現場に活かせすことはできないかと考えていたこともあります。
例えば現場担当を離れて、日常的に利用者の生活支援に関わる仕事で無くなったとしても、「傾聴」によってその人の想いを探ることができれば、それが全てではないにしても今後の介護に役立つ可能性は否定されません。
こみちが未経験で介護士になると決めた時、「高齢者とはどんな人たちだろうか?」と思っていました。
結論を言ってしまえば、これまで別の仕事などで企業や個人宅を訪ねて、そこで営業として商品や提供できるサービスの説明をさせていただいたことと「ステップ」に違いはありません。
「ステップ」とは、もちろん相手の悩みや解決の懸案事項を確認するのですが、相手とこみちの知識量が同程度とは限らないことも多く、時には相手側で「無理」と思い込んだ内容が解決できてしまうこともあります。
そのあたりのことを含めて、こみちは浮上した「課題」だけでなく、相手の思考方法や性格、環境なども含めて確認しています。
ある企業クライアントになってくれた時には、今までとは話が噛み合わないことが多くあって、その理由を探るために「企業史」から紐解いたことで理解できたりもしました。
社会人として勤務している会社に慣れてことで、それがサラリーマンとしての常識になることは珍しくありません。
だからこそ、「癖」も出て、話した時に「違和感」に繋がるのでしょう。
もちろん、相手はそんなことなど感じることもなかったでしょうから、例えば社外のこみちのような営業が訪れた時に、どこかしっくりと来なかったはずです。
でも、介護士として働いている時にもそうですが「分析調査」が、問題解決に欠かせない「ステップ」なのです。
利用者様の「人生録」を作る!?
どこまで掘り下げるかは、今後の課題となりますが、大きくは3つの段階で考えることができます。
一つ目は、実際に対象となる利用者に会って感じたことを「記録」にまとめる。
二つ目は、事実背景を下調べし、特に生い立ちや家族構成、自宅での生活ぶりを項目に含めた上で「記録」にまとめる。
三つ目は、事実背景をさらに拡大し、ほぼ「自叙伝」のようなレベルでまとめる。
ここにある問題解決の目的は、利用者に対応する現場スタッフの補助的情報だけではありません。
むしろ、介護支援で大切になる「ケアプラン」作成に関わる利用者家族やケアマネに対しての補助的情報となりことです。
利用者家族と言っても、配偶者やその子どもが多く、実は利用者自身の生活や生い立ちを正確に把握できているとは限りません。
事実、入所されている利用者の中には、家族間で相違が生じたままになっていることもあります。
ある言動が別の意図として理解されたことで、家族間の距離が生まれて、双方にとって望んではいない方向に進んでいたりもするからです。
その辺のズレを現場スタッフの対応でカバーすることは難しく、またスタッフからケアマネや利用者家族へと提案しても、そう簡単に解決されるものではありません。
掘り下げ方にもよりますが、「人生録」を作ることで共感や相互理解のきっかけになるかもしれません。
こみちの次なる仕事の一つにしてみたい!?
利用者によっては、生まれ故郷の祭りや街並みを懐かしそうに話してくれたりします。
実際、「元気になったら行きましょう」などと二人で話し、旅行の日程やコースまで考えることもありました。
しかし、回復する見込みは乏しく、昨今のコロナ禍もあって体力低下が顕著になり、永眠されました。
利用者と介護士という関係でしたが、その方の生き方や価値観には尊敬もあって、もう20年違いに時代が近ければとも話をしていたほどです。
一緒に仕事もしたかったですし、本当に旅行にも行きたいと思える人でした。
どんな街で生まれ育ち、どんな景色を目にしていたのか。
その人が懐かしそうに見据える景色を、その脇で一緒に眺めてみたいと思いました。
出会った時はすでに90代でしたが、海外渡航の経験も豊富で、会社経営者という顔も持ち、とても辛抱強くて他人思いな人で、介護を単なる世話役と考えることができないことも教えていただいた人です。
いずれにしても、「人生録」のような形にできたら、何か表には出ないけれど、本人も家族も含めて時代を遡ることができる「記念」にもなるはずです。