「介護の基本」で学ぶべきこと
「介護の基本」で学ぶべきは、大項目として10ポイントあります。
まずはそのポイントを紹介しましょう。
「介護福祉士を取り巻く状況」
「介護福祉士の役割と機能を支えるしくみ」
「尊厳を支える介護」
「自立に向けた介護」
「介護を必要とする人の理解」
「介護サービス」
「介護実践における連携」
「介護従事者の倫理」
「介護における安全の確保とリスクマネジメント」
「介護従事者の安全」
以上の10ポイントです。
大項目を見て言えるのは、「介護の基本」とは介護福祉士が誕生した背景に始まり、「介護とは何か?」に対する方針、さらにはそこに至る社会的な背景、実施方法、そして介護士自身の倫理観や健康管理までと多岐にわたっています。
言うなれば、今回の試験で最も重要な「介護福祉士とは?」に対する知識が問われるカテゴリーとも言えそうです。
つまり、「介護の基本」を学習する場合、社会から、今後の高齢社会で活躍を期待される介護福祉士像をイメージすることが大切になります。
全10項目をさらに確認してみると
「介護福祉士を取り巻く状況」
ズバリ、介護福祉士が誕生した理由。さらに、現代社会での介護の変化を学びます。
「介護福祉士の役割と機能を支えるしくみ」
介護福祉士とは姉妹関係になる社会福祉士も加えて、その定義や役割を掘り下げます。
「尊厳を支える介護」
QOL、ノーマライゼーション、利用者主体の理解を深めます。
「自立に向けた介護」
自立支援、個別ケア、ICF、リハビリテーションについて掘り下げます。
「介護を必要とする人の理解」
自分らしさ、高齢者の生活、障がいある人の暮らし、介護支援を求める人の生活環境について学びます。
「介護サービス」
ケアプラン、ケアマネジメント、介護保険制度などを中心に学習します。
「介護実践における連携」
多職種連携、地域連携の重要性について理解を深めます。
「介護従事者の倫理」
職業倫理、拘束の禁止、プライバシー保護に関して学習します。
「介護における安全の確保とリスクマネジメント」
安全配慮、事故防止、感染症対策について学習します。
「介護従事者の安全」
介護従事者の心と体の管理、労働安全について理解します。
このようにさらに中小項目までピックアップすると、どのようなことを試験で問われそうかも理解できるので、勉強する際も役立つます。