最初にするべきことを理解しよう!
介護福祉士国家試験を受験される多くの受験生は、現役の介護士ではないでしょうか。
有給休暇でも使わないと、月の休みが八日前後という方も多いでしょう。
つまり、試験に合格するうえで必要なことは、効果的なことから始めるべきだということです。
そこで今回は、受験生が「最初にするべきこと」を紹介したいと思います。
最初にするべきこと
それは、受験に対する大まかなイメージを描くことです。
そのイメージは最初に行うほど効果があるので、おすすめです。
特にポイントになってくるのは、出題数が五択のマークシート形式で125問あり、各カテゴリーから1問以上得点し、合計で6割程度(75点)以上が合格ラインです。
一つのイメージとして、5問の内3問が確実に正解できることが目標で、残り2問に相当する知識をどこまで補えるかが、正解率をアップさせることに繋がります。
そこで、5問中の3問となる「絶対に正解したい問題」を正解できるための知識から学習することが大切です。
つまり、各分野ごとにいきなり掘り下げる学習ではなく、できる限り広く浅くで良いので、基本的な知識を拾い集めることが当面のテーマとなるでしょう。
もう一つのポイントは、公式のサイトにもしっかりと掲載されていますが、試験における出題範囲を確認することです。
なぜなら、問題はその出題範囲をカバーするように作成されているので、「基本」を身につける意味でも範囲を知っているかいないかは学習効率に影響を与えるからです。
大雑把に知って起きたい「出題範囲」
カテゴリーとして
「人間の尊厳と自立」
「人間関係とコミュニケーション」
「社会の理解」
「介護の基本」
「コミュニケーション技術」
「生活支援」
「介護過程」
「発達と老化の理解」
「認知症の理解」
「障害の理解」
「こころとからだのしくみ」
「医療的ケア」
「総合問題」
以上が筆記試験と呼ばれるマーク式方式で行われる試験の内容です。
意外と広範囲ですし、基本だけを優先してと言っても、なかなかのボリュームがあります。
そこで、もう少し各カテゴリーを掘り下げて確認しましょう。
今回の「介護福祉士国家試験」の目的や合格によって期待される人材育成とは、まず介護士系の資格では「唯一」の国家試験で、例えば上級資格と思われている「ケアマネ」試験は意外ですが国家試験ではありません。
つまり、介護業界に於いては、「介護福祉士国家試験」という資格がとても大きな意味を持つことになります。
※ケアマネ試験も介護福祉士になってからの職歴(5年以上)で受験資格を定めています。つまり、計算上、未経験から最低でも8年以上かかることになります。
これだけは最初から意識しておきたいポイント
「人間の尊厳と自立」
割と暗記的な知識が問われるので、効率を重視するなら年内に学習を深掘りするよりも年明けの1月に暗記しても間に合うでしょう。
ただ、このカテゴリーがどのような分野なのかを理解したいので、ひと言でまとめるなら「人格や尊厳の理解」と言えます。
もう少し言えば、生まれた赤ん坊はやがて青年となり、成人して老いていきます。
このサイクルの中で、さまざまな考え方が関係します。
そんなことを学びます。
「人間関係とコミュニケーション」
このカテゴリーでは、自己覚知やラポール(権利擁護)など、またコミュニケーションの種類なども問われます。
「社会の理解」
法律や制度に関する知識も問われるカテゴリーで、割と学ぶべき項目も多くなります。
第33回の試験では12問が出題されているので、単純計算で全出題の1割を占めています。
時間が掛けるほど得点率もアップするので、この分野を得意にしていると合格率はかなりアップします。
「介護の基本」
このカテゴリーもまたかなり広範囲です。
特に介護士として介護福祉士が模範的な存在であって欲しいこともあって、その成り立ちや役割、業務の流れや今後の介護業界などについても学ぶことになります。
出題数も10問程度と、学習では外すことができない分野です。
「コミュニケーション技術」
利用者とのコミュニケーション、そしてスタッフ同士のコミュニケーションを主に学習します。
出題数は8問程度ですが、割と正解しやすい問題もあるので、得意な人は有利になります。
「生活支援」
ICF(国際生活機能分類)を主体に、介護士が利用者をどのような意識で支援するべきかが問われるカテゴリーです。
出題数も26問と全体の約2割に相当し、学習時間を割くほど、得点源になるでしょう。
「介護過程」
介護過程とは「ケアプラン」とも重なる介護現場ではとても大切なカテゴリーです。
出題数は8問程度ですが、この分野はこれから介護福祉士として活躍するためにも学習に時間を注いで欲しいと思う分野です。
「発達と老化の理解」
老化や障がいによる現象を理解し、介護士として意識したい内容が問われます。
出題数は8問。
意外と知らなければ答えられない難問が多いようにも思えます。
「認知症の理解」
実際の介護現場でも多くの利用者に見られる「認知低下」ですが、この認知症を深く理解しておくと、現場でも役立つことが多いはずです。
出題数は約10問と割に多いです。
「障害の理解」
高齢者施設だとしても、65歳を過ぎると障がい者も施設を利用されます。
つまり、障害の理解もまた、認知症の理解同様に、今後の介護士には不可欠な知識となります。
出題数は10問と、重要視されている外せないカテゴリーです。
「こころとからだのしくみ」
医療的知識が問われるので、知らないと答えられませんが、知っていると正解しやすい明暗が分かれるカテゴリーです。
出題数は12問。なかなかの分量です。
「医療的ケア」
主に経管栄養などに関する内容です。
出題数は5問程度と少ないですが、知っていると答えられる問題なので、合格率アップの段階になると深掘りしてもいいでしょう。
「総合問題」
出題数は12問ですが、様々な分野の知識を駆使して答えることになるので、いきなりの対策というよりも、ある程度学習が進んだ段階で取り組んだ方が効果的かもしれません。
現段階でこみちが考える学習手順
優先的に学習を始めたいのは、「介護の基本」から「障害の理解」までのカテゴリーです。
これらの分野だけでも出題数は約80問で、全体の3分の2程度に当たります。
概ね学習が進んだ段階で、残りのカテゴリーにも手をつけたいと思います。
「人間関係とコミュニケーション」「社会の理解」は、暗記することで得点できる即効性の高いカテゴリーです。
また「こころとからだのしくみ」「医療的ケア」「総合問題」でも約30問と、後回ししたものの割と出題数があります。
5問中3問から4問中3問にまで迫れるかがこの試験のテーマとなりそうです。