年末年始
慌ただしく過ぎ去った年末でしたが、年が明けてしばらくするともう「2021年」が目新しいものではなくなってきました。
介護士の仕事も始まりますし、今年も継続的に続けていることや、これから始めたいことを含めて、また頑張って行こうと思っています。
現代
こみち自身、かつてはIT企業に身を置いていたこともあり、パソコン作業は嫌いではありません。
いわゆるガジェットと呼ばれるアイテムに関しても、興味や好奇心、購買意欲を示す方です。
しかし、いつからか少しその内容にズレが生じるようになり、ハイスペックなパソコンが欲しいとか、最新のスマホに目がないということはありません。
今、介護士として働いていますが、この業界はまだまだ「アナログ」の雰囲気が色濃く残っています。
それはそれで気になることはありませんが、「現代社会」を生きるうえでは注意も必要です。
というのも、年始に放送された「アメトーク」で、最新家電が紹介されていました。
本当にどれもが高性能で、目を見張るものがあります。
一方で、「現代」だなぁと感じさせる部分もあって、「昭和」が青春時代だったこみち自身は意識や感覚を見直すべきだと感じます。
その顕著な部分が、サポートしてくれるアイテムが優秀になったこと。
言い換えれば、ユーザーが一歩踏み出さなくても済んでしまう環境が整って来たということでもあります。
そして、このような状況は、時に就活や職場で、我々中高年を戸惑わせる原因になります。
例えば、若い先輩に何か報告した時、対面で話せばより伝わると思っていても、LINEで済ませて欲しいと要求されてしまいます。
もちろん、それでも「結果」は伝わりますが、そこに至るまでの出来事やニュアンスを細かく伝えることができません。
でも、それこそが「現代」で、アレコレと説明しないことに慣れた世代が、今の若者たちかも知れません。
就活中の企業面接でも、似たようなことが起こり得ます。
なぜ、応募しようと思ったのか?
動機を問われる場面で、自分の経歴や意気込みを熱く語った結果、面接官の表情が顕著に曇ったということもあります。
伝えることが当たり前で、それをいかに分かりやすくできるかを気にして話しているだけだと思っていたら、そもそも「自己アピール」はほどほどでよかったという「現代」なのです。
中高年になると、就活も簡単ではありません。
面接まで漕ぎつけることさえ難しいことも少なくないでしょう。
だからこそ、自分の気持ちを伝えなければと意気込むと、相手はサッと引いてしまいます。
この距離感をどうやって掴めば良いのか。
「24時間闘えますか?」とテレビCMで流れていましたが、それも過去の話です。
スピード感とコンパクト化
「時代の早さ」というような言い方もされますが、決断までのレスポンスが迅速になったと言うことではないようです。
少し話がそれますが、こみちはバイクに乗っていました。
高校時代は、原付バイクで、進学して中型、社会人で大型と、扱いに慣れながらステップアップして来たのです。
というのも、大型バイクはとても高性能で、その魅力を操るには経験や技術も必要でした。
ところが、今はいきなり大型バイクに乗る人もいます。
それでも乗れてしまうのが「現代」なのです。
「乗れる」と「操れる」はかなりニュアンスが違いますが、それだけバイクそのものが柔軟になり、誰にでも扱いやすいものへと変化しました。
つまり、「バイクに乗る」という意味でのスピード感がそれだけ短縮されたということです。
我々中高年は、大きなバイクに乗っていると聞けば、それだけの過程を踏んで、たどり着いたのだろうと思います。
しかし、現代では、一気にそこまで到達できるので、「乗っている」ことに大きな意味はありません。
それはつまり、いろんなことができるのが当然になり、むしろ何か一つだけをストイックに続けることの方が希少です。
「私は〇〇の専門家だ!」という意識を持ち過ぎるよりも、いろんなことができて、中でもこれには詳しいというくらいが今っぽいのでしょう。