中高年の仕事探し
中高年の一人であるこみちですが、前職を辞めて介護士を選ぶまで、これからの生き方について自分なりに悩んでいました。
時には、夜中にハッと目を覚まして、「仕事が見つからない」という現実に大きな不安を感じたこともあります。
結果として、介護士の仕事を手に入れたのですが、このブログでも紹介しているように「介護業界」はこれから何度も大きな改革を経て、介護士が「オムツ交換」だけのスタッフではないと社会的にも個人的にも思えるようになったこそだと感じます。
でもそれは、実際に介護士となり、いろいろな利用者と出会って、彼らの生活やその家族との関係をどう介護士が担えるかと日々感じ始めたから分かったことです。
つまり、仕事を探している時というのは、「なぜ採用されないのだろうか?」「自分は社会の中で必要とされないのだろうか?」と不採用通知を重ねる中で誰もが陥りやすい心境です。
でも、実際に社会に復帰すれば、働いている人やその業界全体でも悩みや課題はあって、ある時に不採用通知を送った相手が、「新しい風」となることにも気づけなかったりするものなのです。
資格取得に時間をかけ過ぎること
こみちもいくつか「国家資格」を持っています。
その特徴は「民間資格」と比較して、生命や健康、財産など、「生きる」に近い行為ほど、「国家資格」に指定されているように感じます。
医師や弁護士、税理士や宅建士もみんな「国家資格」です。
中小企業診断士のように、ビジネスのマネジメント分野が「国家資格」に指定されているのは珍しいかも知れません。
介護分野では、介護福祉士は国家資格ですが、その後に取ることができる「ケアマネ」などは「任用資格」となります。
考え方として、国家資格に属するものは、それだけ相手や社会に与える影響も大きく、知識や技術を身につけていなければいけないものです。
ここでいう知識や技術というのは、例えば介護士として、利用者に支持されるという意味ではなく、事故やトラブルに巻き込んだり巻き込まれないように配慮できるたための知識や技術を指します。
稀に介護福祉士を持っている介護士を、「国家資格取得者なのに大したことがない」と評する人がいます。
快適な介護、居心地の良い介護ができる人を「介護福祉士」と呼ぶのではなく、例えば喉を詰まらせた利用者を見つけた時に「どんな方法で対処したり、他の人に指示や連絡できるか」が分かっている人であって、介護現場で求められるエンターテインメント性や、管理マネジメント能力とも異なります。
例えば、難関資格の一つ、弁護士になっても、依頼人を見つけられなければ仕事にはありつけません。
資格を取った後は、一般的な営業マン同様に「自分を売り込む」必要があります。
つまり、資格を取れば一生物というものかはその人次第で、資格取得を除いた分野でも「しっかりと稼いでいる人」はたくさんいます。
言うなれば、生命や健康、財産に関わるが故に「国家資格」として定め、合格することが難しいに過ぎないのです。
こみちとしては、中高年の方が資格取得のために、生活のすべてを注ぐくらいなら、「期限を決める」べきだと思います。
というのは、資格を取っても、実際に食べていけるかは別問題だからです。
介護施設でブランクの長い看護師が採用されても、意外と辞めてしまう人が多いのです。
聞けば、専門性が求められる看護師の場合、10年もブランクがあると、知識や経験が時に不安を誘い、「看護師として通用しない」と思ってしまう人が一定数いるからでしょう。
資格取得に必要な知識と、実際に働く時に必要な知識は同じではありませんから、苦労して取った資格でも、時に使えなくなってしまうケースはあるのです。
「繋ぐ」というキーワードで仕事を探してみる
中高年の方々は、今までにこみちが経験していない業界で働いて来た人もたくさんいるでしょう。
持っている経験も違うでしょうし、長所や強みも人それぞれだと思います。
そこで、仕事探しを考える時に、個々の業界にはどんな仕事があって、どの作業で人手が不足しているか、手助けされると嬉しいかを考えながら調べてみるのも面白いでしょう。
YouTube で長距離トラックの運転手をしている人たちの苦労を伝えるドキュメンタリー動画を見ていたのですが、本当にご苦労さまで、我々が何気なくネット通販で購入できるのも彼らあってのことだと思います。
そんな中、ハンドルを握って働く運転手もいれば、荷物を運んで欲しい人と荷物を運びたい人を取り持つ「連絡屋」がいると知りました。
ドキュメンタリーでは、1つの契約をアシストすることで、5000円から1000円程度の利益を得ているそうです。
そんな「連絡屋」が増えた背景には、規制緩和とビジネスの始めやすさがあると思います。
大型トラックは、一台で1000万円以上もすると聞きます。
運送会社が10台持つには、1億円必要な計算です。
しかも運転手の給料や会社の敷地など、固定費もかなりあるでしょう。
まして一回の運送代が下落している現状では、運送会社同士の競争も激化します。
それはハンドルを握るドライバーにも影響し、家に帰る暇もないほど、全国を走り続ける方々がいるということです。
行政的な意味では、規制緩和の意義や業界の存続を考えることになりますが、「仕事探し」をする我々にすれば、「連絡屋」という働き方にも着目して欲しいのです。
例えばプログラミング言語をかじったことがある人なら、次に考えるのは「営業」方法です。
つまり、専門スキルは資格に似ていて、それだけでは稼げません。
しかし、現状を分析して、どんなツールやアプリが求められているのか考えると、「連絡屋」という仕事そのものを「アプリ化」することができるでしょう。
もちろん、それ自体は既に誰かが目をつけて実践していると思いますが、「今、身につけたスキル」をそのまま活かす方法ではなく、ニーズに応じてアレンジを加えながら自身を活かして行く発想力が求められます。
「自分で生きていく!」なら学べる会社を探そう!
簡単で誰にでもできる仕事は、逆に自身の経験にはならないことが大半です。
同じ時給なら、苦労しない方が楽でいいとも思いますが、それでは今を抜け出すこともできません。
自分のスタイルに合わない会社でも、そこで知識や経験を学び、その後の自分に活かせるなら挑戦する価値は十二分にあります。
というのも、改めて自分で学ぶのは時間もお金も掛かるので、働きながら学べるような会社はとても価値ある会社です。
こみちがオススメしたい分野を挙げると、保険や経理に関する知識、プログラミング知識、趣味(DIYや修理メンテナンス)などです。
例えばそんな知識を与えてくれそうな会社に就職できれば、知識が身についた後に「自分で生きていく」こともできる可能性が高まります。
逆に、独自に向かない知識や経験を長く身につけても、その後の展開では苦労するでしょうし、中高年になってから改めて未経験として入職するしかありません。
自分がどこのポジションにいれば、求めている人と求められている人を繋ぐことができるのか、そんなことを考えてみるとこれからの「仕事探し」が変わってくると思います。