「行動記録」というコロナ禍の影響を受けて

 ひと月前から始まった新たな規制…

介護現場で働くみなさんも、「行動記録」をつけるように施設から指示されたでしょうか。

こみちの施設では幸いにも大きな影響はありませんが、検温などに続いて「行動記録」を求められています。

具体的には、「いつ」「どこへ」「誰と」「どのような目的で」ということを記録します。

休日の行動を報告することにもなりますので、プライベートが保たれません。

ちょっと本屋で気になる本を書いたい時でも、「記録」があると思うだけで「ネット通販」に変更することは少なくないでしょう。

どこのスーパーによく立ち寄るとか、外食の頻度はどれくらいかなど、若い介護士ほど公開したくない情報が多く含まれるのではと思います。

就活や仕事探しの変化

もしも、今年になって「介護士」を目指そうと思い立ったとしても、コロナ禍を感じます。

入門的な資格である「初任者研修」を受けるにも交通機関を利用することが多いでしょうし、都心部であればなおさら、感染リスクが気になるところでしょう。

こみちの場合も、今勤務している老健とは別の介護施設で働いてみたいと思うこともあります。

理由としては、介護士をベースに次の展開を考えたら、1つの施設を経験するよりも種類の異なる施設で多角的に「介護」に触れたいからです。

確かに、大変な面はありますが介護士の仕事は「繰り返し」なので、一度仕事の流れを覚えてしまえばどの時間帯に頑張れば良いのかも掴めるでしょう。

その意味では長く勤めやすい職場と言えます。

ただ、これはこみちの勤務する施設だけかも知れませんが、よく言えば「介護士任せ」、悪く言えば「介護士次第」で現場が動いています。

最近では、施設が求める「介護サービス」とはどのようなものか知りたいと思うようになりましたし、利用者のためにどんな支援をするべきかがとても重要だと感じます。

完璧ではないにしても、介護士として日々働く中で、今後の目標やこれからの展開を考えると、やはり「就活」が大切になってくると思うのです。

ところが、コロナ禍が未だ懸念される状況で、思うように活動することができません。

1ヶ月後なのか、半年後なのかも見えない状況ということもあって、「待ち」の状態が続いています。

例えば、これから仕事探しをしなければいけない場合、単価の高い都心部よりも、安全性が確保しやすい近場で選ぶこともあり得るでしょう。

もちろんそれも良いことなのですが、介護士という職種に限ったケースで言えば、介護技術や介護支援の見直しが早く行われるのは「都心部」だと認識しています。

その理由として、介護が生活様式に密着したものだからで、地方からも集まる都心部はそれだけいろいろな習慣や価値観を持った人がいると思うので、介護サービスも見直しや改善が求められるからです。

その意味では、介護士として働くだけでなく、経験を身につけて「次の展開」まで想定している人ほど、「幅広い経験ができる環境」をオススメします。

例えば、老健の良さは、介護と看護の関係性や、医療的なケアを実際に目で見られます。

利用者に多い便秘では、排せつを促す薬を使いますが、その投与も介護士ではできません。

つまり、現場で看護師の仕事を見る機会が老健と他の施設では異なるでしょう。

一方で、医師や看護師が施設に居るということがどれだけ「介護」に変化するのかも確認できます。

この辺りの経験は、実際に体験しなければ分からないので、これから介護士として働きたい人ほど、「何を身につけたいのか」で施設を選んでもいいでしょう。

こみちが実務者研修を受けていた時、クラスメイトの中にデイサービスを選んだ人がいました。

介護未経験にとって、例えばオムツ交換の頻度がポイントになったりするからです。

しかし、オムツ交換は仕事で何度も経験していけば、必ず慣れてきます。

つまり、その時は選択のポイントだと思っていたことも、少し後になってみればそれほど重要なポイントではないこともあります。

そうだとしたら、デイサービスをオムツ交換の頻度だけで選ぶのはもったいない話です。

実際、こみちの施設にもデイサービスが併設されていて、時々様子を見ることがありますが、老健とは異なり「入浴介助」をしている介護士をよく見掛けます。

入浴介助は利用者の身体を洗うので、当然ですが「オムツ交換」も含まれます。

オムツ交換の頻度で選んだつもりが、デイサービスでも入浴介助するようになれば自然と「オムツ交換」に触れるのです。