介護現場で何が起こるのか?
これまでにもこのブログの中で「介護とは?」を何度も考えてきました。
それは、「介護」を定義づけすることで、それに合わせた行動や知識、意識づけがしやすくなるからです。
また、「介護とは何か?」について、いろんな意見があるでしょうし、未経験者のイメージとベテラン介護士のそれとでは同じ人だとしても変化するものなのです。
というのも、理想論としての「介護」が教科書などで学ぶとすれば、それを目指した介護現場での取り組みが生まれます。
しかしながら、両者を完全に一致させることは難しいことですし、現場スタッフの協力や取り組みも不可欠になってきます。
実際のところ、理想的な介護を目指すために、ベテランから新人までのスタッフが入り混じり、意見を出し合いながら取り組みます。
時には何らかの事情で退職する人や、休職する人もいるでしょう。
それでも残された現場スタッフが助け合い、理想像に近づくために連携するのです。
日勤担当と夜勤担当
多くの介護施設は、24時間体制で運営されています。
利用者の活動量の多い日中を担当する日勤担当者もいれば、夕食後から夜を跨いで朝までを担当する夜間担当者もいます。
一般的には、介護職となればシフト制でさまざまな時間帯で仕事を担い、それぞれの時間帯で求められる任務を遂行します。
比較的スタッフが多い日中は、利用者のさまざまなニーズに対応しなければいけません。
オーソドックスなものは、トイレ誘導や食事の準備、提供などが挙げられるでしょう。
細かなものとしては、コピーを取ることや売店での買い物に同行するなど、利用者の生活スタイルに合わせた寄り添いが求められます。
一方で、夜勤担当者は、日中の数分の一の人数で回すので、個々の介護職のスキルはもちろん、スピードも重視されます。
というのも、同時に数カ所からコールで呼び出されることも多く、どこから手をつけて仕事を進めるべきか瞬時に判断しなければいけないからです。
時には作業として、淡々と進めなければいけないことも出てきます。
そんな姿を見ると、何だか機械的な介護をしているようにも写るのです。
ちょっと悲しいことですが、限られたコストでより多くの人を介護するには、そんな振る舞いになってしまう場合もあるのでしょう。
不思議なもので、日勤担当中に夜勤担当者を見ると、いかに作業を効率的に進めているのが分かります。
午後の4時を過ぎる頃になると、日勤担当が利用者との会話を楽しみながらレクリエーションをしている脇を、夜勤担当者は夜間帯で使用するオモツの補充など、フロア内をバタバタと動き回る姿が重なるのです。
面白いもので、担当する時間帯が変われば表情すら変わってしまい、こみち自身もそうなのかと思ったりします。