「動画編集」という働き方

成功しているYouTuber達が次に考えること


これからの時代をイメージするには、今後流行るであろう仕事に注目するのがポイントです。

前回、中高年から動画サイトで稼げるのかをこみちなりに考えたのですが、その中で「動画編集」という役割に力を注ぐ方が多いことに気づきました。

ビジネスをはじめには、営業品目を決めて事業計画書を作ることになります。

計画書を作る最大の目的は、自身が思い描いているイメージを「ビジネス」として確立させることにあるでしょう。

「つまり、やりたいことは十分に分かったけれど、結局のところ、一回のサービスをいくらに設定するつもりなの?」ということなのです。

ラーメン屋をやってみたい。

こんなラーメンを作りたい。

いろんな希望や理想が出てくることはモチベーションにも繋がります。

しかし、起業したいと思っていてもなかなか一歩を踏み出せないのは、「価格設定」ができないからでしょう。

そのサービスにどれくらいの価値があって、だから収益はどれくらいの収益が見込めるのかということに、我々中高年のような年代になる程、余計に慎重になってしまうのかもしれません。

さて、成功しているYouTuber 達が、動画編集でどれくらいの時間を割いているでしょうか。

現時点で、こみちはYouTube にチャンネルを持っていないのですが、かつて仕事で動画編集をしていたことがあります。

画像編集とは異なり、再生時間が10分の動画なら、通しの確認で10分が必要になります。

編集点を作り、テロップや音をいじれば、また最初から確認です。

それだけに動画編集は手間の掛かる仕事ですし、クオリティーを決める重要なパートでもあります。

だとすれば、十分に稼げているYouTuberほど、「動画編集」を信頼できる誰かに任せたいと思うでしょう。

動画編集は目指すべき仕事と言えるのか?


まず考えるべきは、「動画編集」は時間が掛かるということ。

つまり、凝れば凝るだけ、時間やコストが必要になります。

だからこそ、外注化したいと思ったのですから。

例えば、自分自身で月に30本の動画編集を請け負ったとしましょう。

その編集を納得のレベルで維持するには、休みはないと仮定します。

「やっともらった仕事なのだから…」と遊ぶこともできずに頑張り続ける先にどんな展開が見えてくるでしょうか。

絶対にしなければいけないことは、自身が抱えている作業を軽減させる方法を見つけ、「次の新たな一手を打つ準備をすること」でしょう。

そのためには、さらに外注に振ることや、アルバイトを雇うことも視野に入ってくるはずです。

職人気質で黙々と作業してくれる「右腕」に巡り合えれば自分の負担は減り、次が考えられます。

実はその発想、YouTuber 達が考えたことと「同じ」です。

そして、彼らもまた「次の一手」を打つ時間を確保するために、外注化を検討したと気づくでしょう。

そして、もう一つのポイントが、「動画編集」を誰から学ぶのかということ。

YouTuberが手間を掛けて動画編集者を育成したいとは考えません。

なぜなら、この先も動画編集の担い手は増加すると考えられるからです。

場合によれば、もっと低価格でも請け負う相手が見つかるかもしれません。

というのも、編集テクニックそのものに「権利」は発生しないので、「これらをサンプルに同じようなものを作って欲しい!」と頼めるからです。

逆に、顧客からの信頼を維持するには、いかにセンスの良い編集テクニックを編み出せるかが問われ、動画編集者は仕事の進め方でも葛藤することになるでしょう。

安価な編集で数を稼ぐのか、手間を掛けた高度な編集で高い信頼を維持のかは、編集者の望む稼ぎ方で決まります。

しかしながら、この先10年、20年が経過した時、今の動画編集テクニックだけのスキルでは心許ないと感じるのも事実でしょう。

こみちは動画サイトも今後はより専門化すると考えていて、コンテンツを作る上でも独自のバックボーンがコンテンツに求められると思っています。

少なくとも、現時点での報酬単価が下がったとしたら、YouTuber 達の中にはまた自分で動画編集をするでしょうし、動画編集者もランク別で振り分けられるでしょう。

この流れは、文字を書くライターの世界と同じで、独自性のある記事には一定の評価が得られるものの、リライト的なライティングはより安価になったのです。

その意味では、動画編集だけでずっと稼ごうとは考えずに、現時点で収益を上げつつも早めに次の展開へと繋げる意識がポイントなのでしょう。

仕事関係者との良い付き合い方と悪い付き合い方


「人材育成」は、コストも手間も掛かります。

「ヤル気はあります。教えてください!」というのは、雇用者にとって嬉しい言葉ではありません。

自分である程度まで身につけて、それをベースに作業を指示するくらいが雇う側の理想でしょう。

一方で、これから未経験者として業界入りする人は、「しっかりと教えてくれる」ような会社を選びが理想です。

例えば、動画編集や介護の分野でも、スキルを身につければ今度は次のアクションが起こせます。

もっと割りのいいと仕事先を見つけることもできますし、自分なりの強みを磨いて高い評価に繋げることも可能です。

YouTuberから動画編集の依頼を受けて、それを自身の事業として独立した場合、依頼がいつまで仕事をくれるのかは依頼者の気持ち次第です。

「もう少し安くならない!?」というようなお願いだってないとは言えません。

また、手取り足取り育てたアルバイターが、いきなり独立すると言い出すこともあるでしょう。

好きだけでずっと働いてくれる人なら好都合ですが、「こんなに頑張っているのだから、もう少し報酬が欲しい!」と考えても不思議ではありません。

人を惹きつけながらも、長く自分の元で働いてもらうには、「経営者」としていろんなことを考えなければ務まりません。

それは、個人の身の振り方以上に責任の重いことです。

ある意味、かつて終身雇用が維持されていた時代、会社の仕事を熱心に取り組めばよかった時代とも言えます。

雇用が切られることはないのですから、どんな仕事でも真摯に向き合えたでしょう。

一方で、今は自分でスキルを磨き、強みで報酬を稼ぐ時代。

教えてくれることに「研修費」を求められることだってあります。

結局のところ、動画編集だから稼げるという話でもないですし、稼げないということもありません。

それは、どんな職業にも言えることで、「これだけをしていてばいい」という働き方ではいつか限界を迎えるのは同じです。

自分の仕事ぶりを評価してもらえる環境を見つけ出し、そこで自身もテクニックを磨き上げることで長く働けることになります。

介護業界で働き出して1年が経っても賃金が全く上がらないとしたら、その施設で長居して良いのかは自分で考えましょう。

仕事が楽しいから残るというのもアリですし、今後の可能性を見極める意味でも別の施設へ移るのも自由だからです。

ずっと安定した雇用が約束されない時代だからこそ、仕事関係者とどんな距離感で付き合うべきかも大切なポイントになってきます。