再起を願うからこそ
現役の介護士として働いているこみちですが、自分の良い面と悪い面を改めて確認しています。
広告業界の片隅にいた時、デザインの現場も見て来たわけですが、入職して1年も経たないうちに「肩たたき」となりました。
「こみちは現場よりも「外」に行け!」
上司からのひと言で、こみちは現場を離れて外回りを始めます。
主な業務は、「先方のニーズを聞き出し、広告の方法性を絞り込むこと」です。
その時に、担当者の反応をできるだけ探り、次回までに3パターンくらいデザインを提案します。
もちろん作るのは才能の乏しいこみちではありません。
自社で待つ専属デザイナーを使い、聞いて来た内容をより具体的に、それでいてウケの良い方向を示すことです。
時には伝言している際に、デザイナーから「意味が不明瞭だ」とか「どうすればいいの?」とか、いろいろなツッコミも受けながら、「叩き台」となるサンプルを作ってもらいます。
不思議なもので、自身がデザインを考えていた頃より、「営業」に回った方が数倍効率的に仕事が進みました。
その時も「技術者には向かない性格」だなぁと感じていたのです。
介護士となったこみちですが、オムツ交換をはじめとした介護技術と呼ばれる作業で他人よりも優れているという実感がありません。
スピードでも正確さでも、もっと手先の器用な人がいるからです。
しかしながら、利用者や看護師など、介護士として仕事をしていく中で関わる人との関係はとても良好です。
もちろん、相手が合わせてくれているだけかもしれませんが、「役得」だなぁと思うことも多いからです。
機嫌を損ねやすい利用者に声掛けした時や、厳しいと評判の看護師を呼びためた時に、その表情がとても温かく感じられます。
こみちは、時に臆病なくらい慎重になりますが、時に大胆で強引に突き進もうとすることがあります。
これまでの経験を踏まえると、有頂天になった時に自滅するパターンが多く、「謙虚な振る舞い」を続けていれば、いろんな人から援護してもらえました。
つまり、自力で道を切り拓けるほどのパワーがあるタイプではなく、コツコツと着実に一歩ずつ進むことで、評価されるのだと思います。
だからこそ、先ずは活動拠点となるフィールドを作ることが大切で、そのためには前向きで誠実な心構えが求められます。
人は助けてくれる!?
他人と比べたことはありませんが、思い返してみるといろんな人から「助け」を受けて来たと思います。
今の職場で採用してくれた人もそうですが、その前に勤務していた時もそうで、採用されて働き始めてしばらくすると「採用担当者」だった人が昇進して現場を離れて行きました。
その時はよく分からずに担当者というつまりで話をしていたのですが、後になって両者とも人望のある人物だったのです。
それだけではありません。
フリライターとして仕事を始めた時も、目をかけてくれた人がいて、あれこれと指導してくれました。
今にして思えば、なぜそんな手間の掛かることをしてくれたのかと感じます。
何度も人はチャンスを与えてくれて、それをどれだけありがたいものとして受け取り、期待に応えられるかがポイントです。
数々のチャンスを与えてもらいながらも、随分とむげにして来たと思います。
頭でっかちになり過ぎない!?
損得勘定をするあまり、目に前の利益ばかりに気を取られてしまうと、予期せぬ未来が遠ざかってしまうことがあります。
特に自分が想像していた未来とは異なる場合、チャンスを失ったことにも気づき難いようです。
後から思えば、チャンスをわざわざ与えてくれたからの行為なのに、「なぜ、自分ばかりに?」と試練や課題を与えられて戸惑ってしまうのです。
しっかりと応えることで、さらにチャンスが待っていたのに、自分が思い描く未来とは異なるという理由で、その歩みを止めてしまったこともありました。
その意味では、自分に巡って来た「流れ」にどう乗って行くのかも重要なのでしょう。
勝手にパターンを自分で作ってしまい、でもそれは成功に繋がっていない方法で、だからこそ苦労して失敗に終わったのです。
でも、偶然にも何かと出会って、そこに自分の居場所ややりがいを見つけたのなら、もう少し前に進んでみることも大切だと思います。
「何かオススメないですか?」
そんな気軽さで、相手に委ねることも良いのかも知れません。
「どうして勧めてくれたんですか?」
一歩踏み込んだ先に、自分では気づかなかった「未来」が待っていることもあります。
介護士として働けるとは思っていなかったこみちですが、いろいろ人からの支援を受けて日々の業務に関わっています。
利用者から「明日も来てね!」と言われて、「よろしくお願いします」と言えた時、自分は恵まれていると感じます。
喋ることが苦手な利用者が何か言い掛けてくれて、「何?」というと、「お、おはよう!」と声を出してくれました。
他にも、いろんな場面で支援を受け、それを別の形で返しながら介護をしていることに気付いたのです。
こみちでもそうなのですから、皆さんにも同じようなチャンスがあるはずです。
それをしっかりと見逃さないようにして、未来をいっしょに掴んでいきましょう。
今日はそんなことを考える1日となりました。