介護士こみちの理想像

介護を通じて感じ始めたこと


こみちが、若い頃から介護業界に身を置いていなかったことを知っている方もいるかも知れません。

なぜなら、こみち自身、40代になってから介護施設で働き出したことをこのブログ内でも触れて来たからです。

繰り返しになるので割愛しますが、未経験から入職した場合でも、最初の3ヶ月、長くても半年を頑張り抜けば、仕事の流れも把握できて、段取りが読めるようになるでしょう。

1年を過ぎると、慣れが出て来る一方で、どんな介護支援ができるのだろうかと「工夫」したい欲求も芽生えます。

それを支える基本スキルは、移乗や排せつ、衣類の着脱、食事や入浴の支援が挙げられます。

また、薬の管理やリネン交換、記録簿の付け方などをマスターすれば、現場に介護だけでなく、事務的な仕事も覚えてくるでしょう。

ある意味、介護士として利用者に関わるということは、それらを通じてこそでもあります。

例えば、自宅介護で自身の祖父母や両親をみる場合、少しくらい手順を間違えたとしても大きな問題とはなりません。

しかし、「仕事」として介護に関わる場合、自身の身を守る意味でも、「その時、なぜそんな行動をしたのか?」を説明できるようにしておく必要があります。

というのは、利用者が偶然にも呼吸困難に陥った時、それがどうして起きたのかを記録から辿ることになるからです。

数分前に、その利用者に水分を与えたのが自分だったら、当然ですがその様子を聞かれることになりますし、異変の兆候がなかったのか説明しなければいけません。

「よくわかりません」

それでは介護士として不十分な対応で、むせこみがなかったとか、正しい姿勢を保持していたとか、呼び方にどんな反応だったかなど、しっかり観察しておくべきなのです。

それは急にできることではなく、意識して行う必要があります。

「優しくしてあげたい」の前に、介護士としての心構えも不可欠なのです。

利用者の日常を支える


施設介護の基本は、利用者の日常支援とも言えそうです。

入所理由も利用者によって様々ですが、介護士からの支援を必要としているという点では共通しています。

いろいろな利用者が施設にはいて、中にはとても絵が上手な人や、歌が上手い人、書道などに長けた人など、介護士ではなく一人の人間として驚かされることも少なくありません。

ただ、そんな方でも、何か支援を必要としているので、介護士として関われることにやりがいも感じます。

最近では、施設入所された利用者だけでなく、今は自宅で暮らしながらも、少し日常生活に不便を感じ始めた方々にも関心を抱くようになりました。

それを叶えるには、「訪問介護」という形が一般的になるでしょうか。

こみちが働いている施設が老健ということもあり、日常支援と言いながらもリハビリを通じた機能回復にも取り組んでいるようです。

利用者の話を聞いても、「リハビリが好き」や「楽しみにしている」という方も多く、それだけ自身の健康維持に関心を持っていると分かります。

ただ、施設入所が長い利用者になると、家族と外出する機会も少なくなりがちです。

特に今はコロナウイルス予防もあって、施設としても外泊や外出を禁止していたりします。

それだけに利用者と話していると、今の暮らしとは異なる生活やイベントに関心を寄せる方もいます。

「もっと話を聞きたい!」

休職中に経験したロングツーリングでの話をしてみると、そこが利用者の生まれ故郷に近かったこともあり、「そうだなぁ」などと相づちを打ちながら懐かしんでおられました。

全国にはいろんな祭りや観光地があり、小説などは今とは異なる生活環境を想像できたりします。

実はもう数年前になりますが、こみちが一時期外出出来なかったことがあり、その頃に他のブロガーさんが書いたツーリングの記事をよく読んでいました。

まるで自分がそこに行った気持ちになれて、日常から解放されるのです。

その意味では、介護と言ってもいろんな関わり方ができるはずで、将来的な希望としては施設に入所中の利用者や自宅で暮らしている人たちに、夢を与えられるような仕事に繋げて行きたいと思っています。

それが実現できるかは分かりませんが、「支援」という意味ではいろんな方法があっていいと思うからです。