介護士としての歯痒さ
こみちが実務者研修を受けていた頃、高齢者介護と障がい者支援で悩んでいました。
実際、実務者研修受講中に、クラスメートの1人が「放課後ディサービス」を運営したいと話していて、それがどんな施設なのかを聞いたことがあります。
当時、介護施設の違いも不明確で、自分に合っている施設を見つけることも大変だったので、「放課後ディサービス」という新たなキーワードに驚いたことを覚えています。
コロナウイルスが問題となり、学校に通うことができない児童もたくさんいるでしょう。
勉強できる環境や安全に児童が過ごせる場所をどう確保していくのかも社会や地域として大きな課題なのです。
放課後ディサービスの役割は、学校を終えて共働きなどで自宅に誰もいない家庭などで、一時的に児童を預かることです。
週末などは朝から夕方までということもありますが、こみちが最初の施設に選ばなかったのは、「介護技術」を身につける意味で、身体介護がほとんど無いからでした。
ここから話すのは、信頼できる機関などで確認してもらった方がいいのですが、放課後ディサービスのように身体介護を含まない施設の場合、介護福祉士を受験するために必要な実務経験日数としてカウントされない可能性があります。
仕事として選ぶなら特にこだわる話ではありませんが、後々に介護系で新たな展開を見越すのであれば、「受験資格」を踏まえた仕事探しが不可欠です。
現実的な意味では、介護施設で働いてみて、介護福祉士よりも看護師や理学療法士、社会福祉士の方がオススメです。
特に男性の場合、女性の利用者を介助するのは簡単ではありません。
制限を受けるので、現場仕事で何かと苦労します。
介護施設での仕事は繰り返し作業
全く同じではありませんが、ほとんど変化のない作業が続きます。
利用者との会話や作業は楽しいのですが、逆にそれが介護士のモチベーションであり、続けられる大きな要因なのです。
こみちの場合、仲の良い利用者もたくさんいるので、彼らがいないと想像すると仕事に行けるかなぁとさえ感じます。
最近、利用者から個別に声を掛けられ、相談や不満を聞くことが多くなりました。
悩みを聞かせてもらうのは嫌なことではありません。
ただ、内容のほとんどが解決できない要因を含んでいます。
認知症の利用者が自室で夜騒ぐ、騒音ストレスを訴える隣人の不満などは、どうにも対応に困ります。
認知症の利用者に説明も出来ませんし、不満を抱える利用者に認知症の症状を理解してもらうこともできません。
「そうですね。ちょっと時間をください」
その場では、満足してもらえる答えが見つからずに、問題を保留とさせてもらいました。
利用者の不満に応対する仕事も嫌いではありません。
しかし、時間に追われる介護士としてはできることが限られています。
もしも、社会福祉士として「相談役」になれたら、もっと利用者の不満を聞き、改善できることや納得してもらうことを業務として担える気がします。
仕方ないこととは言え、介護職の担当業務を続けていると、どこか歯痒さを感じてしまうのです。