コロナウイルスが我々の暮らしに押し寄せて来る時

マスク不足だけが心配事ではない!


数ヶ月前から、こみちの住む街でもマスク不足が当たり前になりました。

介護士をしていることもあり、マスクは必須アイテムです。

ただ、インフルエンザの予防策という名目で購入していた50枚入りのマスクでしたが、残りは一箱と少し。

当初は数ヶ月くらいだろう。マスク不足もその頃には解消されているだろう。

などと甘く考えていたのです。

しかし、最近の状況を見る限り、数ヶ月ではなく、年単位で考える必要がありそうです。

さらに、友人たちの中には自宅待機を命じられ、最初こそ笑っていたものの、今はいつまで続くか分からない状況となり、声を聞く限り楽観視できない様子です。

そして、ついに解雇を命じられた人も出ました。

ん〜、だから介護へ誘う?


そうは簡単ではありません。

中高年のこみちだけに、知り合いの多くも同年代です。

望む望まないはありますが、コロナウイルスの発生で「解雇」された人たちは、悩みもあるでしょうが前に向かって進むしかありません。

実際、40代を過ぎて、しかもコロナウイルスの恐怖にさらされる中、求職活動を始めなければいけない状況はとても不安なはずです。

求職活動で良い結果を得るには、何よりしっかりとした計画が大切です。

準備と言ってもいいでしょう。

こみち自身も今の介護施設で多くのことを学び、さらには「介護」をベースに新しい展開も模索したいと考えています。

その中で、中高年世帯の家族が、基本給15万円前後の介護士で生活するのは難しいと思うのです。

もちろん夜勤ができれば少しは違いますが、そのためには未経験者なら資格取得と最低でも3ヶ月は必要でしょう。

それだって、数万円の上乗せほど。

大学や高校進学中の子どもを抱えて暮らせる金額ではありません。

そう考えると、中高年から介護士を目指せる人というのはかなり限られた環境にいる人たちで、少なくとも「別に本業」や「副業」を持っていて、稼ぐ方法を複数持っている必要があります。

実際、「介護士ってどうなの?」などと聞かれたりもしますが、「覚悟した方がいいよ」としか言えません。

もちろん、介護士の良さもあります。

年齢制限で面接さえ受けられないことがある中高年でも、しっかり人柄を見てくれる施設が多く、前向きな話し合いができるからです。

ヤル気があれば、いろんな工夫や妥協案を考えてくれたり、優しい人が多いと思います。

報酬額に納得したとしても


もしもこみちが今から介護施設を探すのであれば、「介護職員処遇改善加算」がどうなっているのか確認します。

この「介護職員処遇改善加算」は、最も条件が厳しいⅠから易しいⅢまでがあり、施設が介護職員のキャリア形成にどれだけ配慮しているかを示す指標にもなります。

つまり、何の処遇改善加算も取っていない施設というのは、介護理念がどんなに素晴らしくても、介護士に有益な手続きが行われていない可能性があります。

ただでさえ介護職員の給料はなかなかアップされないので、その辺りに疎い施設はオススメできません。

今ならⅡまたはⅠを取っていて欲しいところです。

さらに、その施設で(将来的に夜勤も含めて)しっかりと働きたいのであれば、入所者数と夜勤帯のスタッフの人数は事前に確認しておきましょう。

1人の介護士が見晴らしのいいフロアで利用者を見守れるのは20人程度でしょう。

もちろん、自立度の高い利用者が多ければ、それに合わせて人数も増えていきます。

場合によっては、未経験者なら10人でもテンパってしまう可能性も十分にあります。

そこで、入所者数とスタッフ数を知ることができれば、その施設の介護方針がおおよそ見えてくると思うのです。

つまり、100人の利用者を2人の介護士で見るとなれば、大きなトラブルが起こった時に残りの1人がほぼ全員を見守ることになります。

ちょっと不安な配員だと言えるでしょう。

人手不足という厳しい状況ではありますが、1人の介護士が担当するのは多くても30人以下が理想です。

介護施設を選ぶ時に、理念や方針というのも大切ですし、介護士の報酬額も気になるところですが、実際に働いて後悔しないためには「介護職員処遇改善加算給」がどうなっているのかと、夜勤帯の配員数はぜひ確認してください。

もちろん、こみちの目安から離れていても、その人に合った施設はあると思います。

しかし、介護は事故とも隣り合わせなので、大きなトラブルに巻き込まれてしまう前に、介護士の労働環境を施設がどんな風に考えているのかはぜひ確認して納得しておきましょう。

余談を言えば、仕事の早い介護士は、未経験者の数倍の仕事をこなします。

そう考えると、人数だけでなく、各介護士のスキルや仕事ぶりでも異なってきます。

「5年以上勤務しているベテラン介護士がどれくらいいますか?」とか「介護福祉士取得者は何割くらいですか?」など、面接時の質問として聞いてみるのも施設選びの参考になるでしょう。

未経験者は焦らずに多くの施設を見学して、自分の肌に合うところを見つけた方がいいと思います。

同じ介護施設でも、スタイルが異なればその人にとって合う合わないが生じるからです。

コロナウイルスも心配ですが、もしも介護施設で働こうと思ったのなら、面接官に「施設の良いところ」を教えてもらうと同時に、「これから改善したいポイント」も聞いてみましょう。

特に「改善ポイント」は、どれだけ施設の現状を把握して、前向きに取り組んでいるかを知れるはずです。

抽象的だったり、誰でも思いつくような内容であれば、スタッフも同じような気持ちで働いていると想像できるからです。