なぜ、介護は不人気なのか?

中高年にとって「いい仕事」とは?


仕事探しを始めると、やはりブランクが長くなってしまうのが気になります。

感覚的には、「半年を超える」あたりから、「何をしていましたか?」と面接で尋ねられるでしょう。

もちろん、「仕事が決まらなくて…」と正直に話せば良いのかもしれませんが、「数年」も空いてしまうと、説明次第ではマイナス評価になってしまいます。

その意味では、今は別の仕事に就いているけれど、後々は自分に合った仕事を見つけたいと思う人もいるでしょうし、現時点で「いい仕事」とは何かをイメージすることは無駄ではありません。

こみちが思う「いい仕事」とは、ズバリ「稼げる仕事」です。

あれこれと補足してみても、結局は「稼げない仕事」は苦労の連続です。

しかも稼げる仕事なら次の選択肢も開けてくるので、「その仕事は稼げるのか?」をポイントにするといいでしょう。

報酬額はどうやって決めるのか?


随分と昔ではありますが、人を一人雇うと年間で数百万円の出費になります。

サラリーマンとして働く立場にすれば、会社に慣れようとか、仕事を早く覚えたいとか、実績を残したいとか、いろんなことを考えながら会社通いが始まります。

経営者としては、雇った人が成長して、その年には難しくても、ゆくゆくは稼ぎ頭になって欲しいと思うわけです。

言い方を変えれば、1年や2年で辞めてしまう人材ほど、勿体ない投資はないでしょう。

それでも人を募集するのには理由があって、まだまだパソコンで全ての仕事を担うことが難しく、人の判断や価値観が必要になるからです。

「期待しているよ! だから月収は50万円」という人もいれば、「これからじっくりと成長して、いろんな経験を身につけて欲しい! だから月収は20万円」という人もいるでしょう。

報酬額の違いはどこに原因があるのでしょうか?


こみちが思うポイントは、相場の金額から離れ過ぎない額にすることで、採用された方も安心して働けるというところです。

言い方を変えれば、相場以上に高い報酬を設定した理由があって、会社としては早急に成果を出して欲しいと思っています。

営業職などでは、「インセンティブ」という形で、成果に合わせて報酬額もアップする制度を採用していたりします。

職種によっては、個人経営者にも似た契約で、営業職の場合には自社の商品やサービスを扱う手前、社内採用になっていると考えても良いくらいです。

一方で、技術職のような場合、その人が持つ知識や技術と会社が持っている開発費や環境、さらには特許なども含めて、「次の一手」を生み出したいと会社も思っています。

その点では、独立派よりも、自社に身を置き、しっかりと課題に取り組んでくれる人材を求められるでしょう。

独立志向が強く、会社と揉めそうな人材はどうして扱い難い存在で、まだまだ海外のように個人と会社が対等な関係にはなっていません。

その結果、多くの人の経歴は、サラリーマンとして成立することが多く、独立や起業を前提とした仕事選びはまだ始まったばかりかも知れません。

資格取得だけでは稼げない!?


例えば、こみちが弁護士資格を持っていたとして、その資格で稼ぎたいと考えたとしましょう。

あるトラブル相談に対して、いくらの報酬額を請求すればいいでしょか。

相場の金額を参考にするのも方法ですが、「仕事」に値段をつけるのは意外と難しいものです。

「月収30万円は稼ぎたい!」そんな希望額から逆算して、一件あたりの金額を決めたとしても、手間や頻度を考えるとそううまくはことが運びません。

実際、お店のメニュー表をみても、客が親しみやすい商品とお店が推したい商品には違いがあります。

このあたりは、戦略も必要で、「先ずは来店に慣れてもらう」というステップから、次の段階を期待しています。

「仕事ができる」というのは当たり前のことで、資格取得だけで稼げないのも仕方ないことなのです。

最低半年。できれば1年以上。


それくらいは生活できる資金がないと、独立は夢物語です。

最近では副業という言葉もありますが、「独立や起業」とは根本的に異なります。

こみちが思う違いは、その先の展開にどれだけの期待値があるかという部分。

今は稼げても、それが制度やルールによるものなら、改変によって一気に稼げなくなることもあるでしょう。

「独立や起業」で本業にするには、景気の影響もありますが、より自身の知識や技術力で「稼ぐ」ことができなければいけません。

方法が適切でも客が付くまでの期間を考えれば、最低でも半年くらいは仕事だけに集中できる環境づくりが欲しいところでしょう。

介護の仕事はなぜ不人気なのか?


ズバリいうと、独立の方法が限られている点と、拘束時間の割に稼げない点でしょう。

介護職で気になるのは、休憩時間や早出、残業など、支払われない「サービス労働」が意外と多いのです。

また、生活支援が必要な利用者をサポートするので、急な休みを取ることも躊躇います。

健康管理は社会人の常識だとしても、悪天候や交通機関のトラブルでも勤務を全うさせる責務は業界特有でしょう。

さらに、身に付けた介護技術は、他の施設でも活用できますが、報酬額が極端にアップすることはないでしょうし、夜勤手当を増やすような働き方に頼らざるを得ません。

また、独立志向の人でも、自分で施設を立ち上げるのは簡単ではありませんし、異業種と同じように経営手腕が問われます。

介護職に就いて、その知識を活かして独立することを目論んでいる人がどれくらいいるでしょうか。

こみちとしては、「介護職は安定して稼げる」というイメージで、儲かる仕事とは思えません。

実際、高齢の介護士も働いていますが、若い介護士と同じように動けるわけではなく、周りで何かと仕事を選びながら働いてもらっている印象です。

特に現場仕事は、体力を要するので、70代を過ぎると一般の介護士同等は難しいでしょう。

そう考えると、いい仕事はその年代でも働けることが大切で、健康管理は仕事ではなく「ジム」などを活用するべきでしょう。

その方が無理もありませんし、結果的に健康的で長く働けると思います。

理想は「自分の個性を活かすこと」そのためには…。


こみち同様に中高年の方は、これからの10年でどれだけ「自分の強み」を身につけられるかが勝負です。

やはり、目先の報酬だけに頼ってしまうと、そこが転けた時に身動きが取れません。

介護の仕事を生涯の仕事とするよりも、転けても働ける「保険」として、さらに自分に合った仕事探しは続けるべきです。

資格を活かすなら、取得だけをゴールにするのではなく、人脈や資金繰りなどのノウハウまで考えることです。

何を足がかりにするのかもきっかけでしょう。

現職というのも、将来と別に考えるより、その経験や人脈もどう活かせるかと財産にします。