介護士として生きて行く

異業種からでも


介護士になるのは、中高年と呼ばれる40代や50代になってからでも十分に間に合います。

こみちの勤務する介護施設にも、キャリアの異なる2人の新しい介護士が入職されました。

業界経験の長い介護士の方は、即戦力として期待されて、今では排せつから入浴まで幅広く業務を担当しています。

一方の経験年数2年前後と噂の新人介護士の方は、介護度や心身機能の特徴に合わせた介助ができるか確認し、段々と担当できる作業を増やしている状況です。

特に、以前勤務していた施設では排せつ介助の経験が少なったこともあって、今は手順から覚えています。

かつてはこみちも実務者研修を受講した際に、実務研修の中でオムツ交換を教えてもらいましたが、やはり実際の利用者を前にすると勝手がまるで違っていた記憶があります。

生徒同士で行う場合に比べて、利用者の肢体は可動範囲が制限されていることも多く、側臥になってもらうだけでも難易度がアップします。

とは言っても、仕事で苦労しながら覚えれば、段々とできないことも少なくなり、よほどのことでもない限り、問題なく作業を終えることができるでしょう。

そこは、「できるつもりにならない!」に尽きます。

中高年で、しかも転職組というプライドが、自分に壁を作ってしまうのはもったいないことです。

「やります!」「やらせて下さい!」

一回でも多く、経験することで、介護技術は確実に向上します。

未経験からでも1年でかなり現場で頼りにされる存在になるでしょう。

その意味では、最初の1年が大切なのです。

得意を見つける!


介護施設では、利用者の身体介護だけでなく、料理や工作、飾り付けや歌、ダンスに楽器演奏と本当にいろんな作業が含まれます。

その点では、介護士の基本となる排せつや食事、入浴の支援というのは「基本」でしかありません。

こみちの場合も、大勢の前でマイクを片手に司会を担当することもありますし、カラオケ大会などでは急遽出番が回って来たりもします。

もちろん、その全部ができる必要はありませんが、介護士だからこれだけできればいいという決まりはありません。

むしろ、入職して介護の基本を覚える中で、自身の強みを見つけて伸ばして行くことも大切です。

介護とは何か?


他の介護士の対応を観察すると、利用者の反応に明確な違いを感じます。

利用者は認知機能のレベルに関係なく、介護士の区別がついています。

つまり、心許している介護士の場合と、そうではない介護士では表情や態度がまるで違います。

もしも、ある利用者に話しかけた時に、何となく言うことに従ってくれないとしたら、その対応のどこかに違和感があるのかも知れません。

別の介護士がどんな接し方をして、どんなところに注意しているのか観察すると、自身の介護力がアップします。

逆に不適切な対応を見つけたら、それを真似るべきではありません。

半年も経たなくても、利用者の様子を見ていれば、介護士の力量は簡単に推し量れます。

手際は良いけれど、その介護士の時は利用者が笑顔になっていないとしたら、作業だけが早い仕事の仕方で、介護ではないのかも知れません。

介護士は工夫やアレンジをしている時にスキルアップします。

いつも同じ作業を繰り返すだけになってきたら、その頃からスキルアップは停止しているでしょう。

ずっと同じ施設で働いていると、どうしてもモチベーションが維持されず、段々とマンネリ化した作業になりがちです。

そんな時は、同じ組織の別部署に異動させてもらったりするのもありでしょう。

こみちの場合も、コロナウイルスが落ち着いたら、本格的に方向性を見直したいと思っています。

今の部署の利用者はいい人ばかりなので職場としては楽しいのですが、自身の可能性や環境の変化には興味があるからです。

長くても、あと1年か2年ではないかと思っています。

もっとも、次のチャンスが舞い込んで来なければ、飛び立つことはできないのですが。