これから介護士として働きたい人へ
「介護」を難しく考える必要はないと思います。
もっとも、こみちは入職する前に、「自分にも介護できるのだろうか?」と不安でした。
その理由はいろいろあって、利用者に受け入れられるのかも心配でしたが、排せつ作業なども不安だったからです。
とは言え、仕事を始めれば、順風満帆ではないものの、それなりに失敗を繰り返しながらも成長することができます。
「とにかく3ヶ月、介護施設に足を運び続ける!」
まずは、それだけで十分ではないでしょうか。
少し仕事にも慣れて、余裕を感じられるようになったら、利用者の観察を始めましょう。
まずは話してくれそうな人から、「好きな食べ物は何ですか?」とか「今日のお昼は〇〇みたいですね」というような話題で話しかけます。
短い返事しか返って来ない時は、「どんなところは良いんですか?」とか、「〇〇、私も好きです。〇〇しても美味しいですよね?」と話題を広げてみましょう。
大切なのは、上手に話すことではなく、どんな雰囲気を心地よいと感じてくれるかを確認すること。
話好きな利用者もいれば、あまり話が好きでない利用者もいるからです。
とは言え、話が好きではなくても、この話題なら少し話せるという物を見つけられるといいでしょう。
まずは話せる利用者を一人でも二人でも作ることが大切です。
できれば、「嫌いなものは?」や「苦手なものは?」というような自分の欠点を話すような内容は避けましょう。
なぜなら、親しくなればそうでもないですが、いきなり欠点をいうのは戸惑うものだからです。
一方で、そんな欠点を使った話題も自分自身が使うのなら、オススメの方法です。
「意外な一面」を明かすことで親近感を得られますし、利用者からも印象深いものになります。
0を10にするのが介護士の仕事
例えば、お風呂が嫌いな利用者は、一定数います。
冬場なら寒いから、夏場なら面倒だからという理由で、お風呂を嫌がります。
介護士はいろんな言葉で利用者を説得して、お風呂に誘導します。
つまり、0を10にすることが仕事なのです。
同様に食べない利用者に食事を促すこともあるでしょう。
また、トイレ休憩に誘うのも仕事です。
90からは利用者に譲る
乗り気でなかったとしても、ある程度のところまでことが進めば、利用者もその場に馴染んでくれます。
しかしながら、最後の最後まで介護士が主導権を持つのは避けましょう。
なぜなら、介護の基本は「利用者自身の自立」を支えることで、何もかもしてあげることではないからです。
例えばカラオケのレクリエーションで、介護士が一緒に歌って楽しむのは良いですが、だからと言って利用者よりものめり込むのは要注意です。
あくまでも、利用者が楽しめるように誘導し、盛り上げることが仕事だからです。
つまり、最後の部分は利用者が楽しめるように残しておきましょう。
介護だからと言って
介護士がすべて行うのではないことが分かったと思います。
つまり、トイレ誘導で、利用者の移乗も介護士が全部を手助けするべきではありません。
もちろん、必要な介助レベルはあるのですが、「さぁ、立ちましょう!」とか、「準備いいですか?」などと伝えて、一緒に行うことも大切なのです。
いろんな利用者と出会うことで、様子から何割くらい介助しないといけないだろうかと予測します。
一人でも立ち上がれそうだと思っても、実際にはフラついてしまうこともあります。
声掛けしながら、不安要素が見つかる度に、見守りから半介助、さらに全介助と掛かり度合いを柔軟に変更します。
どれくらいの介助が必要かは慣れないと分からないと思うので、初めて介助する場合には信頼できる先輩からアドバイスをもらいましょう。
一人の誘導ができると、その人を基準に別の利用者もできるようになります。
さらに一人、また一人で、担当する利用者全員の名前と性格を覚えることができます。
毎日はできないけれど、今日は特別に
利用者の中には散歩が好きな方もいます。
施設内が広い場合には、館内を歩くだけでも気分転換になります。
また、天気が穏やかな時は、建物周辺まで足を運んでみましょう。
毎日は難しいですが、時々時間がある時に利用者と散歩に出かけます。
季節感を感じることもできますし、非日常も得られるでしょう。
仕事をテキパキと進め、時間的な余裕がある時には、利用者に合わせた運動などがオススメです。