「新人さん、いらっしゃい!!」

新人介護士さんが来た!?


これまでにも、当介護施設に新人介護士がやって来ました。

しかし、所属部署が異なることもあって、「こんにちは!」とあいさつするだけのことも多かったのです。

そして、今回はこみちの部署に配属されたので、仲よく仕事ができたらと思っています。

朝、スケジュール的にも慌し時間帯で、新人介護士さんは夜勤明けの「リーダーさん」が部署内を紹介してました。

こみちも「はじめして」とは言ったものの、ゆっくりと過ごせるほど余裕はなく、エリア内を小走りで動き回っています。

しばらくして、リーダーさんから、「しばらくの間、新人さんを預かってくれないか?」とこみちに声を掛けてきました。

正直、「今この状況で?」と思いましたが、「よろしくお願いします!」と新人介護士さんに声を掛けていました。

「もう利用者さんにあいさつされましたか?」

「いいえ、まだです」

そんなぎこちないやり取りをしながら、スケジュールに沿った仕事と利用者への紹介をはじめました。

利用者さんはみな好意的で、「よろしくね」とか「お若いのでしょう?」などと新人介護士さんに話しかけてくれます。

「エエッと…」と新人介護士さんが困っていたので、「「そこは若いですよ!」で良いと思いますよ」と脇から口を挟みました。

「若いです!!」

「羨ましいわねぇ〜」

こみちがここに来た時も、利用者たちは目を輝かせて迎えてくれました。

施設内の暮らしはどうしても単調で、変化に乏しいのが実情です。

そうならないように、レクリエーションを取り入れたり、イベントを企画するのですが、それでも自宅での生活のようにはいきません。

午後からは別の担当者に


新人介護士を連れて仕事するのも午前中だけでした。

午後からは先輩介護士にバトンタッチです。

しかも、このブログでも紹介したことがある「あの先輩介護士さん」なのです。

正直、「新人介護士さん大丈夫かなぁ?」と思いつつ、いつも通りの仕事をこなしました。

人は誰かに説明する時、心情まで見せます。

「この人に分かって欲しい」とか、「今の説明で理解できただろうか?」など、面白いように分かるのです。

そして、あの先輩介護士、見事なくらい「私、仕事できますモード」全開でした。

間の取り方や聞き手の様子を確認せずに説明を続ける人は、間違いなく「自己中心的」です。

介護職をしていて思うのは、自分の予測と異なる状況に進んだ時の対処です。

こみちの場合、その意味では自分の予測をかなり幅広く設定しています。

例外さえも想定している勢いです。

そして、利用者との触れ合いで、予測範囲を狭めていくイメージです。

ある先輩介護士から、こみちの介護支援は「甘い」と評されます。

利用者の意見を聞き過ぎると言うのです。

しかしながら、こみちとしてははなしも聞かずに押し付ける「介護支援」に疑問があります。

いちいち利用者の話を聞いていたら「仕事が進まない!」と言うのですが、「質の高い介護」を目的とした部署の割に、介護士たちの意識は大人数を抱える他部署と分かりません。

ユニット介護は、スケジュールだけに追われない代わりに、介護士が利用者にもう一歩歩み寄ることで成立しています。

ところが、利用者の自立支援を、強制することや押し付けることだと誤解している気がするのです。

長い1日の仕事を終えて


新人介護士さんの中で、何となく「エラい人」の順番ができたのではないでしょうか。

こみちなんて、最下位で十分です。

でも、一緒の時間帯に勤務することになったら、知っていることは惜しみなく伝えたいと思います。

基本さえできてしまえば、アレンジや工夫は介護士ごとに違っていても良いはずです。

やり方が異なることも、柔軟な介護支援だと思いからです。

ただ、非効率だったり安全性に欠けたりする場合には、方法を改善しなければいけません。

新人介護士さんが戦力になるには、もうしばらく時間が必要でしょう。

それまでの間、我々がどこまで「当介護施設のモットー」を伝えられるかに掛かってきます。

形式的な敬語が必要なのではなく、利用者への敬意が必要なのだと伝えることで、「表面的な介護」から「もう少し深い介護」に変えられると思います。

次回の勤務も元気よく来ていくれることを期待したいものです。