資格を難易度ではなく「学習時間」で比べてみると
先ず目安として、高校3年間の総学習時間は「約3000時間」くらいのようです。
「約」と付けたのは、「理数科や普通科」のような学校と「工業や商業、農業など」の学校では学習内容も異なるので、あくまでも「概算」となっています。
さて、日本国内でも最難関の国家資格と言えるのは、「司法試験」ではないでしょうか。
合格すると、研修?を受けて、裁判官や検事、弁護士になることができます。
法の番人でもあるだけに、合格までは「約6000時間」の学習時間が必要と言われています。
もちろん、独学で気ままに勉強した場合と、専門学校などでポイントを押さえた学習とでは成果も異なるでしょう。
とは言え、1日10時間の学習を休みなく約2年間継続できれば、合格が見えて来る計算です。
公認会計士の場合には、総学習時間は3000時間と言われているので、高校時代の学習スタイルなら、3年かかる計算です。
大学受験並みの勉強スタイルなら、約1年と言うところでしょうか。
税理士や不動産鑑定士など、取得できれば人生を優位に生きていけるだろう資格も、だいたい総学習時間が2000時間〜2500時間なので、本気になれば「1年」も可能なのでしょう。
しかし、現実的には初学者が合格するには、概ね試算の2倍は掛かると思います。
そうなると、かなり事情が異なって来て、司法試験なら「4年」、公認会計士なら「2年」、税理士や不動産鑑定士で「1年半〜2年」となります。
この期間というのは、仕事を掛け持ちするとか、家族との団らんを楽しむという時間を全てカットして、「合格」だけに専念しての目安です。
中高年のこみちが、今から「4年」の月日を費やして、合格率数パーセントと言われる司法試験に挑むのはどう考えてもハイリスクと言えそうです。
もっとも、税理士なら挑戦できるかというと、やはり「2年前後」の時間を確保できるかがポイントで、中高年から難関資格の受験はしっかりとした計画作りから始めるべきでしょう。
その意味では、総学習時間が600時間と言われる「行政書士」や400時間と言われる「宅地建物取引主任者」を目指すのも簡単なことではありません。
中高年から資格を取って転職や独立開業につなげたいとしても、「年単位」の準備が必要でしょう。
勉強だけに専念できない人は?
やはり、働きながら勉強を続けることになるでしょう。
例えば5年とか期限を決めて、学習計画を立てるのも方法です。
ここで注意したいのは、資格も活用方法があってこそ。
例えば苦労の末に弁護士になったとしても、揉め事や争い事が嫌いな人なら、その資格を十分に活かせません。
もちろん、立場が人を作るという側面もあるので、法的根拠を示すことで弁護士としての役割を果たすことも期待できるでしょう。
やはり、資格取得で開ける未来はあると思います。
それが難しい資格なら、それだけできることも増えるでしょう。
未来を信じて継続できた自信が、その人に芯の通った品格を与えるはずです。
隙間時間を利用して勉強する習慣は、簡単にできるものではありません。
もちろん、学生時代のように勉強だけをしていればいいのなら楽かも知れませんが、今与えられた環境で挑戦することも大切です。
介護職に未来はあるか?
こみちはあると思っています。
しかし、介護現場で勤務するだけでは難しいでしょう。
なぜなら、介護職もまた「キャリアパス」という考え方を採用していて、言うなれば「資格」を取ってステップアップしていくイメージです。
つまり、「初任者研修」だけでも介護職として働くには十分なのですが、介護職で未来を掴むには「実務者研修」から「介護福祉士」へと進むべきです。
本来なら、介護職よりも、看護師やその他の機能訓練士に進む方がより可能性を高められると言えます。
そのためは、約3年間の専門教育が必要なので、やはり「学習時間」が不可欠です。
介護福祉士なら、受験勉強も必要ですが働きながら目指せるのが大きな利点でしょう。