配属先は人柄で決まる!?
先日、上司から新たに常勤スタッフが入職すると聞かされました。
こみちと勤務する機会も多く、明確に伝えられたものではありませんが、仕事を一緒に熟すことも多いような雰囲気です。
実はこみちの配属先、ちょっと不思議な人が多いように感じます。
こみちにとっては、初めての介護職であり勤務先なので、良くも悪くも今の職場が介護職の基準になっています。
以前もお話ししたように、介護職がこみち自身に合っているとは思っていません。
器用ではないですし、気が利くタイプでもないので。
ただ、小説を書くことが好きだったりするのは、人間観察をライフワークのようにしている性格と、これまで他人の顔色を伺いながら生きて来た経験が「寄り添い」に似ているので、上司からは「介護が合っている」とか、「今までに見たことがないタイプ」だと言われたりしています。
介護の現場は、本当に不思議な場所だと思うのです。
ある若手介護士は、面倒な作業が苦手です。
利用者から声を掛けられると舌打ちすることもあって、「何ですか?」と面倒臭そうに返事をします。
まだ若いですし、老いを自分自身のこととは考えられないのも理解できるのですが、なぜに介護士を選んだのか不思議に思うこともあります。
もしもこみちがその年代に戻れるなら、少なくともまだ介護士を選んでいたはずはないからです。
介護士の仕事をオススメするなら、大きく2つのパターンに該当する場合で、その一つが中高年になって特に専門的な資格や経歴、またはこれまでの職歴とは異なる仕事をしたいと思う人の職種です。
もう一つは、大学で福祉を専門的に学び、現場志向なら看護師、人体の機能回復に興味があれば理学や作業療法士という形で介護に関わるケースです。
あえて介護福祉士という資格を入れなかったのは、介護福祉士さえも日の目を見る資格とは言えない部分も多く、あくまでも「ケアマネ」や「専門性」を証明するためにあると思います。
ご存知の通り、資格には2つの種類があって、看護師のようにその資格がないとできないものと、現時点でその仕事をする実力を認めてくれる資格があります。
言い換えれば、持っていないと仕事にならない資格と、持っていなくてもできてしまう資格があるのです。
こみちが看護師や作業療法士、社会福祉士と、介護福祉士を区別するのは、この「業務独占」と呼ばれる資格か否かがこれから働く上で差になるからです。
もちろん、介護現場って、いろんな利用者がいて、人生はいろいろだなぁと思わせてくれます。
どう接すれば良いのかも、介護士として働く醍醐味の一つです。
しかしながら、こみちの職場で、介護が好きな介護士を見たことがないと言っても言い過ぎではないでしょう。
おじいちゃんやおばあちゃんが好きで、介護士になったという人は、現場を見る限りかなりレアに感じます。
むしろ、福祉系の学校に進んだ流れで介護士になったケースや、子育てを終えた女性がこれまでの育児経験などを活かして入職するケース、最後がこみちのように中高年で転職し介護職になったケースです。
特に男性介護士の場合、ちょっとした共通点があって、誤解を恐れずにいうと「優しい人」が多いように思います。
この「優しい」は、親切や慈悲深いという意味合いではなく、繊細とか打たれ弱いというニュアンスを含んだ言葉です。
新しい仲間が増えることになるのですが、上司から個別に「優しい人だから」と聞かされました。
その意味をすぐに察したのも、その前に異動してきた仲間が、同じ「優しい」を使って紹介されたからです。
「優しい」は「強い」!?
こみちは優しい人ではありません。
「優しい」部分も持っているのですが、それは本来の優しさとは異なった意味合いです。
今にして思うと、こみちが今でも介護士を続けられるのは利用者から温かく向かい入れてもらえているからです。
実際のところは分かりませんし、利用者が施設生活を続けるために、方便やヨイショをすることは珍しくありません。
人間関係のるつぼなので、そんなやり取りもあるからです。
そう考えると、社会経験の浅い純粋な若手介護士や、ある程度の世間慣れした中高年の介護士が、介護現場に合っていると感じます。
ただ、30代くらいになると現場仕事にも慣れ、「介護」そのものよりも介護士に染まってしまうのでしょう。
「介護現場」は現場仕事なのだと割り切って、テキパキと仕事をする介護士もいれば、誰かがしてくれると様子を伺う介護士もいます。
楽をできなかった時は、「あの人と組むと大変だった」そんな噂話が出ることもよく耳にします。
自分の時は何を言われているのかとも思いますが、あまり余計な詮索をして良い結果は出ないので、知らない顔をしているのが良さそうです。
本当に優しい人になるには、権力も必要です。
出世をして、現場を動かせる決断が伴うからです。
そのためには、強い人でなければ優しくはできません。
その場で優しいタイプは、「寄り添い」や「共感」に過ぎず、不安な気持ちを察してあげられる存在です。
しかも、介護士の中には舌打ちする人もいるのですから、「優しいタイプ」でもないのでしょう。
新しく加わる仲間が、どんな経歴を持った人なのかは知りません。
縁あって同じ職場になるので、少しでも気持ちよく働いてもらえたらと思います。
こみちの場合、介護士として働く中でいつも楽しかったわけではありません。
周期的に嫌になりましたし、職場の人間関係ではまだまだ分からないこともあります。
ただ、そこに強い関心はなく、仕事としてほどよく接している感じです。
そのためには、仕事の流れを早く覚えて、聞かなくても自分でできるようになることが大切です。
自分のペースで働ければ、余計なストレスも無くせますし、気分によって接し方を変えることができます。
介護士として働いていた人でも、利用者との関係に不満がないという人もいるでしょう。
それは利用者の態度が一貫したもので、介護士としても理解できるからです。
1日も早く職場になれ、介護士として心地よく働いてもらえたらこみちとしても嬉しいです。