なぜ、あの介護士は「辞職」を決めたのか?

男性介護士の場合


介護現場で働いて感じるのは、介護士の仕事がとても細々としていて繰り返しの作業だということ。

その日が終わっても、翌日にはまた同じ作業が待っていて、自分から意識を変えていかないと「単調」に感じてしまいます。

変化を感じられないと、気分的にもマンネリ化して、モチベーションが保てなくなるでしょう。

特に男性介護士の場合、目標設定がある方が良いと思います。

なぜなら、目標達成に向けて意識を改められますし、日々の作業で工夫やアレンジの大切さにも気付けるからです。

聞いた話では、入所して1週間。さらに3ヶ月ごと、1年ごとに「辞職」を考える傾向があるようです。

入所して3ヶ月までは、環境に慣れないことがストレスを蓄積させます。

一方で、半年を過ぎると仕事にも慣れて来ます。

しかし、それでも3ヶ月毎に、介護職に対する意識の変化から現場を離れたいと思うようです。

特に半年を過ぎる頃になると、介護現場の仕事も見えてきて、その日に自分が何をしなければいけないかも分かるでしょう。

さらに、同じ時間帯に入る他の介護士の仕事ぶりも掴めます。

普段とは異なり、その日は大変だなぁとか、レクリエーションの担当を誰がするのかと言った部分で、気持ちの浮き沈みを感じるようになるでしょう。

なぜ、介護士の仕事が続かないのか?


思うに介護士の仕事は、目の前作業を段々とこなします。

もちろんそこには、利用者との触れ合いもあり癒されます。

しかし根本的な方針を決定する立場ではないので、「現場」をどう回して行くのかに限られます。

利用者のことをより知る中で、歯痒さや戸惑いを感じることも増えるのです。

もう少し深く関わるにはどうすれば良いのか?

その答えの1つが、より専門性の高い資格へとステップアップすることです。

実際、介護士から看護士や作業療法士などへと進路を変えた人がいるほどで、介護の仕事に関わる意味でも自然な流れでしょう。

もちろん、介護士として現場経験を積み、ゆくゆくはケアマネとして活躍するのも方法です。

いずれしても、やりがいと資格(権限)の狭間で、介護士は揺れているのでしょう。