なぜ、ケアプランが重要なのか?
現在の介護保険サービスは、「ケアプラン」を中心に動いていると言っても過言ではありません。
言い換えれば、「ケアプラン」の作り方次第で「良い介護サービス」が受けられます。
それだけ重要な「ケアプラン」なので、これから利用したい人は、何に注意しなければいけないのか確認しましょう。
また、介護士として勤務する人は、「ケアプラン」にどのようなことが記載され、だから現場で提供される仕事が変化するのかを知っておきましょう。
ケアプランにどんなことが書いてあるのか?
一般的なケアプランを例にすると、第一表から第七表までの7項目で構成されています。
第一表には、サービスを利用する本人の氏名や年齢、住所などが記載されます。
中でも「要介護状態区分」が重要で、要介護1から5までの5段回あり、どのグレードになるかは「ケアプラン」作成前に行われた「認定調査」の結果で決定します。
また、この要介護区分で、受けられるサービスの量が異なります。
もっとも軽い要介護1と、もっとも重い要介護5では、約7倍も受けられるサービスが違います。
つまり、要介護区分次第で、受けられるサービス量が異なることを知っておきましょう。
さらに、第一表には利用者自身、そして家族の意向を記入する項目があります。
介護サービスを受けることで果たしたい目標を具体的に書きましょう。
この欄が曖昧で抽象的になってしまうと、その後のサービスも曖昧になるからです。
第二表は、第一表を受けて、具体的な目標を掲げる項目です。
医療的なケアでは、どんなことを求めるのか。
介護的なケアでは、何ができるようになりたいのか、現状の介護施設で提供されるサービスを踏まえながら、目標に合わせたプランが決まってきます。
第二表では、どこの施設のどんなサービスを受けるのかが決定されます。
つまり、同じデイサービスを利用する時でも、どこの施設が評判なのかもチェックしておいた方がいいでしょう。
第三、四表は、いつどこの施設を利用するのかなどが記載されます。
第五表では関係者の意見や意向が、第六表では利用状況が記録形式で書かれます。
第七表には、持ち点となる限度額に応じて、サービス毎の振り分けが示されています。
まずは第一表がポイントに!
そして、自分は公的な介護サービスで何をフォローしてもらい、どう将来の生活支援に活かしたいのかを考えます。
料理を作って欲しいということもあれば、入浴サービスを受けたいということもあるでしょう。
また、社会的な交流を続けるために、デイサービスを利用したいという方もいるはずです。
ケアプランは自分でも作れるのですが、実質的にはケアマネが担当します。
そこで、ケアマネに全ておまかせするのではなく、「どんなことをしてもらえるケアプラン」なのかアドバイスを受けながら決めましょう。
場合によっては、利用したい施設を見学しておくことも重要です。
なぜなら、介護施設によって、提供されるサービスの質が異なり、合う合わないが出てくるからです。
介護士は、特に第一表を確認して、利用者が要介護いくつなのか、どんな目的で施設を利用し始めたのかを知っておくと支援の「根拠」が明確になります。
「根拠」とは「介助する理由」です。
自由に動ける人なら、できる限り活動的に行動してもらい、介護士は見守りながら支援します。
一方で、日常生活がままならない利用者には、しっかりと手厚い支援が必要でしょう。
この当たりのサービス提供の意図が分かれば、支援方法も決まります。
くれぐれもケアマネが介護の専門家だからといって、利用者が希望をためらう必要はありません。
実現できない目標は、見直しされるので、まずはどうしたいのかを伝えましょう。