求めているのは「3大介護」ではない!?
介護における3大介護とは、「排せつ」「食事」「入浴」を指します。
これら3つは、人間らしい暮らしを営むうえで、抑えておきたい行為でもあるからです。
しかしながら、3大介護だけを提供していても、最低限の生活を保てるものの、それで十分だとは言えません。
つまり、介護未経験が介護福祉士になった時に、「3大介護」をマスターしたことで、介護士として十分なスキルを持っていると思い込むべきではないのです。
実際、平成19年に介護福祉士制度が見直され、「介護福祉士」になるには「3年以上の実務経験」と「実務者研修修了」、さらに国家試験に合格する必要があります。
一方で、「介護福祉士」に求める資質も見直し、「3大介護」ではなく、「心身の状態に応じた介護」へと改められました。
「心身の状態に応じた介護」を実現するには、これまで以上に利用者の人生観や好み、ライフスタイルに関心を持つことが不可欠です。
そこでどのような暮らしを行っていきたいのか、さらにどんな支援を求めているのか、幅広い視野で利用者の尊厳をくみ取る必要があります。
特に「個人の尊厳」や「地域に即した創意と工夫」「他職種との連携」などを求めています。
介護施設での介護士と利用者の関係を思いだすと、まだまだ介護士主導で介護が提供される場面を目にします。
「個人の尊厳」を導入する意味では、介護士が利用者にどんな言葉で話し掛けているのか、言葉遣いや態度を再確認しましょう。
国が理想とする介護福祉士のg具体的なイメージ像は、12のポイントで紹介されています。
その中のいくつかを紹介すれば、利用者の尊厳えお大切にすると共に、自立支援を行うことです。
また他職種とのチームケアや、個別ケアに対する意識を持つべきです。
事実、実務者研修を学び始めると、現場での介助スキルと一緒に介護保険制度についても詳しく学びます。
その内容は、改善前の時間数よりも増加し、「実務者研修」では6ヶ月以上の期間が求められます。
さらに3年以上の実務経験ないと、介護福祉士となる試験を受けることもできません。
このように介護福祉士の目的や役割を理解すると、未経験の方でも職場で学ぶべきことが明確になります。
また、勤務する介護施設の方針も確認しておくと「介護サービスを提供」する時に役立つでしょう。