赤信号になっても「3秒間」は…
こみちの住む街では、信号が赤になった後も右折を続けて来ます。
交差点に進入している車だけとは限りません。
ギリギリセーフ(?)を狙って、交差点に突入してくる車さえ珍しくないのです。
当然、青になってもすぐに車は動きません。
交差点に進入してくる車がいないことを確認してから動き出すからです。
考えてみれば、結局はそれぞれの持ち時間は変わっていないことになります。
ただ、ギリギリ曲がれた運転手はちょっとだけ得をして、待っていた運転手はちょっとだけ損をしたのです。
なぜ、右左折する車を先に行かせないのか?
住宅街などでは路駐している車などがあり、場合によっては通行に不便を感じることもあります。
真っ直ぐ進みたいけれど、前から現れた車が邪魔になって、運転をためらうケースです。
そんな時は、迷わずに現れた車に先を譲れば良いのです。
相手も得しますし、自分の方も気兼ねなく運転できます。
しかし、時々、譲ることが損だと言わんばかりに突っ込んでくる車がいます。
もちろん、直進車が優先されるべきですから、先を急ぐのはいけないことではありません。
ただ、ワンテンポずらすことで、物ごとが格段にスムーズになることもあって、「譲ってくれたらなぁ」と思うのです。
介護でも似たようなことが起こる!?
介護士が利用者のことを怒るのです。
「ダメでしょ!」「何度も言わせないでください!」と。
特に認知機能が低下すると、同じフレーズを繰り返したり、些細に見えることに強いこだわりを示したりします。
注意することで改善できるのなら、「2度目ですよ!」という対応も有効でしょう。
しかし、過去の出来事を忘れてしまっている利用者にとって、2度目ではなく、これが初めてなのです。
むしろ、「ダメでしょ!」の理由を理解できない状況です。
介護士になって変わったこと
仕事中、職場のキッチンを掃除していました。
大小2つのシンクがあって、先に小さなシンクの清掃を終えたところです。
「ちょっと貸して!」
飲み残しが入ったコップを運んで来た介護士が、洗い終えたシンクに飲み物を捨てたのです。
嗚呼と思いました。でも、怒るようなことではありません。
キッチンはいつか汚れるものですし、相手は掃除したばかりということも知らないのですから。
これがもしも、お互いの言い分だけしか認識できない時は、
「ちょっと、掃除したばかりなのに!」
「コッチは急いでいるの!」
言葉のキャッチボールにもならない状況が続きます。
つまり、自分が状況に気づいているのならそれで良いのです。
相手をフォローすれば、自分が気づいていない時にフォローしてくれるからです。
いつも自分が我慢している!? そんな風に思うのも考えもの。
誤解したままの作業で、すべての結果が無駄になることもあるからです。
汚れても良かったのに、汚されて洗い直したというのも、実は誤解かも知れません。
急いでいるからシンクに飲み物を捨てた人も、実は手が空いたらシンクを清掃しようと思っていたかも知れないからです。
結局は、どこまでの状況を踏まえて考えたのかという話。
自分だけが苦労していると思うのもやる気になりますが、誰かが助けてくれているというのも心強いことなのです。
介護の仕事をしていると、利用者から教えられることがたくさんあります。
確かに疲れる部分もありますが、それは自分自身がアンテナを張って状況を観察しようとしているからでしょう。
利用者が求めていることや、気になっていることが何か。今、どんな説明をすれば、状況を知ってもらえるか。
キチンと説明すれば、利用者は納得してくれます。
もちろん初対面では難しいところもありますが、いずれにしても好き好んで介護士を拒絶しているのではありません。