介護に関わる仕事に従事するなら
未経験から介護の世界に飛び込むと、3年後に「介護福祉士」という国家試験を受けることができます。
例年、6割越えの合格率、昨年に至っては7割越えと、しっかり準備すれば我々中高年でも一発合格を狙える試験です。
制度の統一化が進み、養成校を卒業すると付与されていた「介護福祉士」の資格も、今は従業期間3年以上、従事日数540日以上のいずれも満たし、さらに「実務者研修」を修了していなければ、受けることができなくなりました。
3年で540日以上ということは、毎年180日以上の勤務でクリアーできるペース。つまり、月当たり15日相当で、『週4日以上の勤務』を満たすことが求められます。
未経験から転職でして介護職になるなら、ハローワークで申し込める職業訓練校を活用しましょう。
「実務者研修」は「初任者研修」の上位コースで、介護福祉士を取得する条件にもなっています。
学習期間が6ヶ月(初任者研修は2ヶ月)と長いのですが、職業訓練校に通っている間、給付金も延長されるので、お金をもらいながら技術を身につけられるチャンスです。
実務者研修で学ぶことがそのまま「介護福祉士」試験に通じている!?
未経験の方にとって、「介護」とは何かイメージできないこともあるでしょう。
イメージするのはオムツ交換と車いす!?
耳したことがあるワードは浮かんでも、それが「介護」のすべてとは限りません。
実際、「介護」は知識や技術の他に、人間同士の信頼関係や生物としての老化など、さまざまな側面が絡み合っています。
「介護福祉士」試験でも、知識や技術に加えて、医療従事者(医師や看護師など)、機能訓練士(理学療法士など)と連携しながら介護士として活躍できる人材育成を目指しているようです。
その背景として、食事や気道に障がいがある人に経管栄養を実施したり、喀痰吸引を行う基礎技術も「実務者研修」では学びます。
「初任者研修」を従来型の介護とするなら、「実務者研修」は「介護福祉士」になるためのスタートラインでもあります。
また、こみちも全くの未経験で「実務者研修」に参加したのですが、しっかりと学べば十分に授業について行くことができるはずです。
介護保険制度の成り立ちや、法整備の話。もちろん、介護技術に関することも学びます。
こみちの通った学校では、卒業後に介護福祉士試験を受験する人も含まれていて、実際にミニテストで試験問題に取り組んだりもしました。
また、ビデオ鑑賞もあって、医療の現場や認知症患者のケアなどを映像で見ることもできたので、実際に介護現場に出た時に心の準備にもなりました。
思えば、6ヶ月の通学期間は、これまでの社会経験にはなかったことを集中的に学べたので、実務者研修を受けて良かったです。
通学が難しい人は、通信でも学べるようですが、特に介護未経験者の方は「通学」を利用した方がいいでしょう。
頭で考える「介護」と介護現場は全く異なっていて、こみちもその切り替えに苦労したことを覚えています。
「介護は寄り添いが大切だと教科書に書いてあります!」
確かにそうなのですが、研修で学んだことは1つのキッカケです。
しかし、授業や教科書が唯一の正解だと思ってしまうのは、研修を終えたばかりの頃の「あるある」でしょう。
大切なことは「介護」をどう理解しているかで、それは利用者のことだったり、施設の運営方法だったり、職場のメンバーだったり、ケアプランの方針だったり、さまざまな要素から判断しなければいけません。
実務者研修の目的は、そんな幅広い視点があることを知ることで、3年間の実務を通じて「介護」の奥深さを実感していきます。
そして、「介護福祉士」の国家資格を得ることで、介護現場ではメンバーのリーダーとして活躍したり、現場を離れて講師となり、未経験者に向けて介護を紹介することもできます。
試験まで約2ヶ月。
心地よいプレッシャーを感じられるのも、前に進んでいるからこそ。
「介護福祉士」になることで、資格手当が増額されたり、基本給がアップするかも知れません。
何より、介護に対する自信とさらなる向上も実感できるでしょう。
これから転職活動を始めるなら、介護士も選択肢の1つに加えてみてはいかがでしょうか。