最近の父親の話から
最近、父親はリハパンを履いて寝ている。
1カ月くらい前は、よく便座を濡らしていたが、尿意が感じないのか、気づいても間に合わないのか、本人が自分から何も言わないから明確な理由はわからない。
とは言え、布団を濡らしてしまうと言うことは現実に起こり、普通のパンツではカバーできなくなっている。
変にプライドというか、他人からどう見られているかを気にするタイプだから、もっと嫌がるかと思っていた。
母親にそろそろパットではなく、リハパンに変えた方がいい。
そんなアドバイスをして母親が買って来たのは、「Lサイズ」。
長時間使えるというパッケージの文言を見て選んだらしい。
結果は漏れた。
オムツ同様に、漏れないためには鼠蹊部にどれだけギャザーがしっかりと当たっているかはポイント。
ましてサイズ違いでは防げるはずもない。
ここでの本当はもの凄く話が違うと思うことがある。
と言うのは、ここ何年も家族全体で必要な出費に備えて「修繕費」という貯金をこみちの負担で続けて来た。
月に1万とかだが、持ち家も定期的にコストが掛かるからだ。
しかも一回の出費が大きい。
一方で両親から負担してもらわないのにも理由があって、この先介護費用が増えるからしっかりと将来を考えて貯金して欲しいという名目だった。
で、母親から「リハパン、3000だったよ」と当たり前に請求された。
本来ならオムツ代は父親個人の出費。
父親が隠し持っているへそくりからでも、母親からの支払いでもいい話。
オムツって意外と金額が掛かる。しかも、この先、ずっと掛かり続ける安くはない経費。
しかも、今はリハパンだけど、この先はオムツだし、パットとの併用にもなる。
「それはそっちで出費して」と言うべきか悩んだ。
現時点で月額3000円。
しかも生きている限り続く。
言えばもう絶対に削れないコスト。
問題は、母親の老化。
以前よりも処理が遅いし、その処理で気にしている項目が圧倒的に減っている。
買い物をするとなっても、冷蔵庫に何があるか確認し、足りない物を認識して買い物しているのではない。
スーパーで安そうな物を買って来る。そんな買い方だ。
だから、3日続けて同じ物を買うし、その日までの出来合いをその日に食べられないことも当たり前。
何となくでしか行動できないことが増えた。
何のために貯金してもらっていたのか。
結局は、余裕があっても、その意味を理解しないから少しお金が貯まるといつの間にか無駄に使っている。
ほとんど残っていなかった貯金。
とは言え、すべての買い物をこみちが行い管理はできない。
上手くやりくり出来ているとも思えない両親の財布など預かりたくもない。
昨日、夕飯を作ったけれど、両親は母親が密かに買った何かで済ませている。
弁当でも買ったのか、作った夕飯はすべてそのまま冷蔵庫。
食べないことに不満があるのではなく、最後にお金がないということに不満を覚える。
ないではなく、使ってしまうのだ。
ある意味で「リハパン代!」ってよく言えるなと感心する。
あれだけ理由や目的も告げて貯金してねっと言い続けたのに。
まぁ、全く貯まっていなかった時点で、そんな生き方なんだろう。
父親や母親が、世間体を気にするのは知っているけど、することして世間体もないだろう。
今朝も早起きして両親のご飯を用意した。
「いつもありがとう」なんて言われたことがない。
「こっちは作れないんだ!」父親ならそう言うだろう。
何かが変で間違えている。
今日、トイレの手すりを設置するけど、母親は長く続けている体操教室に行く。
「木曜日だから」
そこで何で自分のスケジュールを優先できるのかが分からない。
父親の介護は母親が主になって欲しいのに。
「私ばっかり苦労する」「オレだって大変だ」
二人はそんなことしか言わない。
その癖、「世間体が…」
辻褄が合うわけないだろう。