昨晩は とても料理を始める状況ではなくて
時間になりキッチンに向かうと、ダイニングテーブルには書類が広げられ、キッチのシンクには空き瓶が桶に浸かっています。
椅子は出しっぱなし…。
それを片付けて料理しなければいけないのかと思うと、ヤル気が失せました。
こみちがキッチンに向かうのは、自分の仕事と料理時間、あまり急かされて作るのも嫌ですし、でも雑に作りたくもなくて、自分なりに予定を立てて降りていきます。
一方の母親は、昔から料理をしても味見もしないタイプで、それでも上手く作ることもありますが、苦手な料理はずっと下手なままです。
そんな人なので、「キッチンが使えれば…」と言う感覚しかなく、こみちがキッチンに行ってまだ散乱した状況を知って一度自室に戻って、30分、1時間くらいしてやっとキッチンが普通に戻ったわけですが、もうそのタイミングで料理を定時に完成させるのは難しいのです。
それで、そんな風にしたら「料理できない」と伝えた訳ですが、母親はとても不思議がります。
つまり、「何で? できるでしょ?」なのです。
料理する手順や作業時間を考えたら、最低でもこれくらいと言う感覚が乏しくて、まるでレンチンするような感覚な反応でした。
「今日は好きなもので食べたら?」
そう伝えたら、買い物に出掛けてしまいました。
買って来たのは弁当で、両親はそれを食べたそうです。
不思議なのは、こみちたちにも当日までの賞味期限になった太巻きを買って来たことです。
キッチンまわりを散乱させて、とても料理する状況ではなかったから中止したことを本当に理解していない可能性があります。
しかも、朝食もこみちが作るのですが、冷蔵庫には約束で決めた食材がありません。
買い物したはずなのに、それらは一切買っていないのです。
何をしなければいけないのか。今は何時でだから何をするべきか。
そんな感覚が本当に乏しくなってしまっています。
実際、朝起きて、身支度と両親の洗濯物を終える母親が手をあけるのは午前10時とか、11時なのです。
その間に朝食を食べたりもしますが、朝に回した洗濯物を干し終えるまで数時間が掛かるのです。
父親は体が痛いとか理由を言って寝たままか、寝転んでテレビを観ていて、自分が代わるとは言いません。
自分が優位なポジションでいたいと思う人なのです。
ここが本当に悩みどころですが、手を出せば甘えて当たり前になり、感謝も口にはしない人たちで、でも状況を見ればどう考えても正常とは思えません。
こみちとは性格が合わなさ過ぎると思いつつ、一方ではある種の障がいなのかもと思ったりもします。
昨晩も時間をあけて、キッチンに降りたら、空き瓶が桶から出されていました。
でも瓶はキッチンに置きっぱなしで、それを裏庭に置きに行くのはこみちなのです。
「その状況では邪魔になる」と言う感覚がないのでしょう。
あちこち手を出して、まとまらないまま時間が掛かる母親と、何もしないで放置する父親。
昔はもう少しちゃんとしていたイメージでしたが、老いと判断力の低下、視野の狭さが関係して、実際にできるのはいつも途中までなのです。
もしかしたら、両親は自分たちを不幸だと思っているかもしれません。