また通販で買い物し始めた父親

 母親からの相談!?

昨夜、母親から「お父さんが定期購入しているの」と相談された。

家族が知らない間に、テレビの通販番組を観て父親が注文していたらしい。

半年くらい前も同じようなことがあって、家族会議になったことがある。

「オレは知らない!」「注文もしていない!」

日常生活の10%から20%くらいが抜けてしまう父親は、別の時も同じような態度を取ったりする。

「本来ならテレビの通販番組で勝手に注文しないで!」ということなのだが、その前に「知らない」から始まる。

一方で、相談して来た母親はというと、「困ったわ!」「どうしてなの?」と現実を見ることもなく、ただただ降りかかった状況に困り果てている。

しかも、キャンセルの連絡を会社に入れて事が済んでしまうと、「困った」と言って助けられたことを覚えていない。

「キャンセルできたから」

「そう」

母親にとって、通販のキャンセルは第三者なのだ。

父親は「じゃあ、オレが連絡するよ」と言ったりもする。

ここまで話を聞いた方なら想像できると思うが、翌日に「自分で電話すると言ったでしょう?」という会話に戻ってしまうのだ。

そんな会話が母親と行われている間、父親はいつものようにテレビを観ている。

自身が撒いたタネということも全く気にしていないし、「オレは自分から連絡すると言った」という行動も伴い、申し訳ないという気持ちは皆無なのだ。

多分、「本気になればできる」という気持ちなのだろう。

現役時代に失敗や苦労をして、自分でケツを拭くことをしないと、年老いてからも根拠のない自信だけが残ってしまう。

だから、今になって失敗しても経験には活かせないから、余計に厄介なのだ。

いつも先に母親が被害面してしまうから、こちらは泣きたくもなる。

先ずは夫婦で解決して欲しい。

口では迷惑を掛けると言いながら、「ちょっといいかなぁ…」と話を持ちかける時は、決まった何の準備もしていないで厄介なことを振って来る。

通販で買った相手の会社はどこなのかも調べないで、「請求書だよ!」と繰り返すばかりだ。

「何を買ったの?」

「モォ、勝手に注文して…」

「それ、何?」

「知らないわよ」

そんな感じで、何も状況を把握していない。

「キャンセルの連絡入れたの?」

「入れてないわよ! 困ったわぁ」

現状を把握し、何をしなければいけないのかが全く理解できていない。

「今日、廃品回収の業者が来るから」!?

今朝、起きて来た母親が、業者が訪ねて来ると言い出した。

「不用品の回収だって」

「何を持って行ってもらうつもりなの?」

「そりゃ…」

全く具体的に出て来ないし、今日来るというのに何も準備していない。

「表に出しておけばいいらしいの」

「だから何を?」

「そりゃ、いろいろあるでしょ? 無料だっていうし」

つまり、その回収に乗っかろうと思うと、家にある不用品をこみちが調べて表に出すしかない。

「コレはいるの?」

テレビを観ているだろう父親や母親に、そこまで関わらないとことが進まない。

しかも公益の回収ではなく、どこの会社かもよく分からない相手。

携帯電話しか書いていない。