第34回介護福祉士国家試験対策 「医療的ケア」を勉強する パート5

第33回で出題された 「医療的ケア」関連の問題を再確認しよう!

「医療的ケア」関連で出題されたのは、125問中の5問と多くはありません。

しかし、されど5問でもあるので、しっかりと確認しておきましょう。

問109 介護福祉士による経管栄養の支持者は?

経管栄養や喀痰吸引の実施に至る変遷を考えてみれば、迷うこともないでしょう。

絶対に正解したいサービス問題です。

正解は1番。

問110 気管粘膜のせん毛運動に関する適切な選択肢は?

気管内側にある「毛」が、人体でどのような役割を担うのか考えれば、自ずと正解が見つかるはずです。

この問題もサービス問題でしょう。

正解は5番。

問111 介護福祉職員が実施する喀痰吸引で、口腔、気管カニューレ内部の吸引を行う際の適切な選択肢は?

滅菌は、全ての微生物を除去する行為であり、消毒はその数を減らすものです。

気管カニューレ内部は、無菌状態を維持して作業するべきで、使用する洗浄水に関しても「滅菌」されたものでなければいけません。

予備知識として、カニューレの内径対して半分以下の太さまでの吸引チューブを使用することも再確認しておきましょう。

問112 問題文を読み答える問題

問題文から読み取るべき情報は、下肢筋力の低下と排便の困難さです。

高齢者は水分や運動不足、繊維質不足などによって、排便が困難になります。

つまり、問題文の条件を踏まえると、運動を取り入れた生活にすることで、下肢筋力の向上と便秘解消が期待できるでしょう。

その点から考えて、4番が正解です。

問113 経管栄養に関する記述で適切な選択肢は?

この問題では、介護士が実際に経管栄養を行う時に最低理解していなければいけない「手洗いの必要性」が問われました。

滅菌という意識から、例えば注入前にアルコールによる消毒が必要に感じるかもしれませんが、ここでも重要なヒントがあって、清潔保持には「消毒」では不十分な部位もあって、また「消毒」も特段必要ではない部位もあります。

周辺の皮膚については「消毒」の必要は義務付けられてはいないので、一般的な部位同様に、汚れたら「拭き取る」ことで十分です。

以上5問が出題された内容でした。

こみちの場合、5問全て正解することができましたが、基本問題を確実に得点できれば、医療的範囲は奥が深く、学習時間に比例して得点力が向上しないと考えられるので、残りの分野へと進むことにします。