叔母におすすめしたい老健を探して来ました!

腰が重い両親もやっと動いてくれたのですが

介護認定を申請し、ネットの情報では約1ヶ月、地域包括支援センターの担当者からは1・5ヶ月、訪問した介護施設のケースワーカーからも同じくらいの期間が必要だと言われました。

ところが、入院先の病院に父親が確認すると4ヶ月は覚悟して欲しいと。

こみち自身、父親のことが信頼できていませんし、もちろん病院の対応にも不満を感じています。

この認定調査の件もそうでしたが、いくつか訪れた施設の中には、受付で家族がパソコンを覗き込み、画面越しに入所者と話をしている光景を見たからです。

こみちの施設でもそうですが、コロナ禍で厳しく制限されていた家族の面会も部分的に解除されはじめ、家族が様子を確認することができるようになっています。

しかし、入所してもう少しで1ヶ月ですが、未だに叔母の様子が分からない状況で、電話で質問したことをただできているとかいないとか教えてくれるに過ぎません。

しかも、そんな状況に対して、父親も母親も違和感を持っていないし、こみちが動かないと動かなくていいくらいのスタンスで、本当に消極的なのです。

こみちたち夫婦で老健をめぐり、両親にも気になる施設を探すように背中を押し、やっと巡ることをしてくれたのですが、帰って来て感想を聞けば、「遠いとか、近い」という感想しか返って来ません。

「中は?」と聞くと、入っていないと答えます。

「何を見たの?」と質問を続ければ、「疲れるから車から降りなかった」と言うではないですか。

「半日掛けて、車で回っただけ?」でもとても疲れた様子です。

何より、巡った施設も特養とグループホーム。

叔母の状態も分からないことや老健を探そうと家族会議しても、「介護施設」ならどこでもいいと言う認識から抜け出してくれません。

しかも、巡った施設の説明をしても、「疲れたから風呂に入って寝みたい」と父親は話の途中で退席し、いつものように居なくなってしまいます。

牛丼が好きな父親

昨夜、こみち家の夕飯は近所の牛丼チェーン店で買って来た「牛丼」でした。

もちろん、牛丼はすぐに食べられてお腹がいっぱいになるので、とても便利です。

しかし、こみちたち夫婦も中高年。

家で焼肉をする時には、評判の精肉店で焼き肉用のカルビやロース肉を程よい量買って来て食べます。

スーパーで購入することもありますが、豚トロや見切り品などを狙って購入したりします。

「ほら、いっぱい食べろ!」

父親にとっては、牛丼がとても豪華な料理らしく、しかもいつも通り自分分を確保してから人に勧めてきます。

こみち夫婦はテーブルに置かれた2つの牛丼を取り着席して、それをただ食べるのです。

食事の意識はとても重要で、それこそそれぞれの家に合った基準があります。

今、朝の5時過ぎですが、5時半にはこみちが下に降りて、家族四人分の朝食を作ります。

いつものように7時ごろ両親は起きて来て、こみちが作った料金にプラスして母親が何か作ることもあるみたいです。

とはいえ、母親も昔はもう少し料理ができたと思うのですが、レタスとソーセージを焼いたのか煮たのか、味付けは何をしたのか分からないような料理を作り、それが数日何度も食卓にあがります。

作って欲しい反面、作って欲しくないという気分で、正直、四人での食事はストレスになっています。

食卓で「今度は老健を探そうよ!」と言った時、父親は「もう嫌だ」と答え母親は「明日は忙しい」と言い出します。

「明日でなくていいよ。叔母が退院して行き場が無いと困るでしょ? それまでに」

しかし、もう話を聞いている様子はありません。

軽度ではありますが、両親も認知症ではないのかという疑いを持ってしまいほどです。

まともに対話していると、言葉がキャッチボールできている感覚がなく、何か壁越しに話している感覚です。