介護士として働いている時に

 介護士の仕事って?

いまさらだが、こみちはとっても不器用だ。

もう少し上手に立ち振る舞えるなら、人生はもっと異なっていただろう。

そんなこみちだが、介護士として働いている時に何かに似ていると思っていた。

それが、小学生の頃に学級委員長をしていた時の気持ちなのだ。

低学年の頃はどちらかというと大人しいタイプだったが、4年生の時のクラス担任がサッカー好きで、こみちも参加しているうちに段々と活発になった。

そして、5年生からはクラスの委員長になるほど、クラスのムードメーカーになっていた。

中学生になってからもクラス委員には選任されたが、高校生になると今のように大人しい奴に戻ってしまった。

いずれにしても、介護士をしていると小学生の頃を思い出す。

こみちは昔からいろんなグループに入り、でもどこのグループにも属さないタイプで、どっぷりと浸かり過ぎないくらいがちょうどよかった。

介護施設で働いていると、利用者の意識はそれぞれだから、いろんな介護士に成り代わって対応する。

触れる話題や、声のトーンもいろんなと変化させて、その利用者に合った雰囲気を意識する。

勉強過ぎなまじめくんには、得意だった算数の話題を使う。

音楽好きやマンガ好き、ラジコンやゲームと、当時のいろいろな話題を駆使して、それぞれのグループに混ぜてもらう。

かと言って、グループのリーダー気質ではなく、どこに言っても「こみち」のまま。

つまり、気づけば当時の印象を今の介護現場でも再現しているようなものだ。

高齢者介護か障がい者支援か?

実はこみち、今は老健で働いているのですが、入職当時は就労継続支援B型を探していました。

「障がい者」という意識よりも、働き方人にどう環境を紹介できるかと目指した希望でした。

しかし、意外とそのような施設は交通の利便性が悪く駅近にはありません。

同時に、介護と言えばオムツ交換のイメージがあって、もしもいきなり障がい者支援に進んでしまうと、ずっと「オムツ交換」をしないままになると感じました。

異業種ならまだしも、介護業界にいて、オムツ交換をしたことがないのは何か引っ掛かるものがあって、それならまずは高齢者支援を経験してみようと老健を選んだのです。

その意味では、介護福祉士の資格を取得できれば、高齢者支援の期間に終止符を打っても良いかと考えています。

ですが、今後に障がい者支援に進むのかはまだ分かりません。

というのも、令和時代の生き方を考える時に、障がい者も健常者も違いがないと思うからです。

まさにディレクター時代に戻って

今までいくつかの仕事を経験しましたが、評判が良かった職種となると意外にも「ディレクター」でした。

横文字で透かしていると思われるかもしれませんが、日本語でいう「現場監督」です。

つまり、腕のある技術者に先陣を切ってもらい、こみちは後方部隊又はもっと先の調査隊として動き、全体の流れを調整する役割です。

これって、小学生の頃の「学級委員長」と感覚的には同じで、クラスのマドンナにも声掛けますが、隅っこで大人しい奴とも対等に付き合います。

もちろん、異論や別案があるという人が現れたら、彼ともしっかり話をします。

よく言われる「論破」のような意識ではなく、どちらかというと納得してもらうということになるのですが、できる限りアイデアを反映させる努力もします。

思えば、こみちの才能って「そこ」しかないかもしれません。

例えば、寡黙に研究を続けることもできませんし、工場でみんなに合わせて作業するのも得意ではなく、そもそも頭がいいタイプではないし、体力もないので、本当にできることが限られています。

ディレクターと言っても、営業マンと同じで、客先に行けば相手の考えをしっかりと聞かせてもらうことから始めます。

時には、相手も思うことを上手く話し切れないでしょうから、時々は「これってどうですか?」と考えられる別案を提示したりもします。

そんな風にして聞き取ったことを持ち帰り、製作部に伝えるのがこみちの役割です。

その時には、製作部の目線に立ち、理想形にどう近づけるかを一緒に考えます。

時にはどうして解決できないこともあって、それはどこに相談すればいいのかを考えて、又はその相談を誰かにまた聞くこともあります。

そんな風にして、仕事をやり切ることを影で支える仕事がこみちの適任だと思います。

障がい者支援を選んだのも、そんな風にして役に立てないかと思ったからですが、今になってみると、そんな働き方は意外とどこでもできたりします。

もちろん、このブログでも同じで、何か良い人風を装うからいけないのだと感じます。

むしろ、こみちが選別するのではなく、いろんなことをアップして、読者の人に選んでもらえば良いと思うのです。

参考になれば、さらにスケールアップしてもらえばいいし、ダメだと思えば参考にしなくてもいいからです。

面白いなぁと思った時には、このブログだけでなく、関連するいろいろな情報を集めてくれたら嬉しいですね。