こんな介護現場では「スタッフ」もヤル気も失われる!?

 「スタッフ」がヤル気になれない理由

絶対にあると思うのは、「何かすると面倒だ」と深層心理に働いてしまう職場は、スタッフのヤル気を段々と削いでしまいます。

似たような言葉として「相手のミスを指摘しない」と言うのも、一見すると優しく思いますが、ミスをした人がミスだと気づいていない場合には進歩がありません。

つまり、「ミスを指摘しないこと」ではなく、「ミスをしない工夫を伝えること」が大切です。

自分で課題を見つけて取り組める人も少数ですがいるでしょう。

しかし、大半の人は、誰かから指摘されることで「考えること」がスタートします。

つまり、1年後を考えれば、しっかりと仕事に取り組めた人と、合っているのか戸惑いつつ働いた人では成長度合いが異なります。

その意味では「目標」を作ることで、段階的に課題に取り組めば、それだけ成長が期待できます。

スタッフがヤル気になれない要因として、同じ職場に働かないスタッフや仕事を振りたがるスタッフがいると、結局的に一部のスタッフに負担が増加します。

成長期の会社ではよく起こる現象でもありますが、頑張っているスタッフに対するフォローがあるかないかでも、ヤル気の維持は異なるでしょう。

自分が頑張っても、周囲が成長する要素がなく、やればやるだけ負担が増加していると感じ始めれば、やがて動いていたスタッフの落ちてきて、さらに職場の雰囲気が悪くなります。

特に自分の仕事が役立っているか客観的に見えない場合、目標も定めずに自分の感覚で働いているので、雰囲気が悪くなった理由にも気づかないでしょう。

足りないものは何か?

人は相手がどう思っているのか敏感に感じます。

この感覚は、むしろ意識していなくても、無意識に相手を見る目が変わります。

挨拶をしても返事がない職場で、また挨拶するでしょうか。

質問しても、面倒臭そうな表情を見たら、それ以上頼めるでしょうか。

その一方で、一方的に仕事を振られてしまうと、あまり良い気分ではありません。

特に苦手な作業をしているときなら、なおさら慌てたり、焦りを感じます。

その意味では、仕事を振るだけではなく、相手がどれくらいの負担に感じているのかを見極めて、必要なら声かけもしながらサポートする意思を示す必要もあるでしょう。

「それくらい分かるでしょう?」

と言う言い分もありますが、そこで冒険すると、結果には慎重にならないと組織として右肩下りになっていることを見逃してしまいます。

もしも、まだ入職して日に浅いスタッフが、休みがちになったら、早めに話を聞くことも必要です。

ヤル気の出る職場はちょっとした意識次第!?

新人スタッフに対して、指導者や管理者、教育係と言う役割が必要です。

まずは彼らに対して、サポートをしなければいけません。

そのポインは、組織上のポジションと報酬による評価を決めることでしょう。

と言うのも、人に対して嫌なことを告げるのは誰だって好きではありません。

しかしながら、それを新人スタッフにも言わないと、結果的に成長できません。

だからこそ、管理者や教育係にはその役割を理解してもらい、組織としても評価を示すことです。

つまり、いい職場、ヤル気の出る職場は、会社次第なのです。

それは高収入のような1つの方法ではなく、サポートによる心遣いの有無がスタッフのヤル気を保ちます。

でも、こみちの勤務する職場でも、スタッフ同士の適切な関わりが不足していて、気持ちが一丸となっている感覚がありません。

つまり、新人スタッフがヤル気を失い始めても、それに気づきフォローする人がいないと、段々と欠勤しがちなスタッフになってしまいます。

スタッフの定着率が悪い職場とは、何らかの要因があるからで、スタッフのヤル気を気づかないうちに奪ってしまう職場なのかもしれません。