コロナ禍だからこそ「儲かる」を考える!

 どうしたら「儲かる」のか?

コロナ禍の影響もあり、十分な準備が間に合わなかった人たちほど、どうしても「即効性」の高い仕事を選んでしまいます。

ある意味で、その流れは予測されることであり、決して「非難」されるべきものではありません。

言い換えれば、即効性という基準で仕事が見つかり、しっかりと結果を残しているのですから順応性に優れた人材とも言えます。

さて、改めて「儲かる」とは何でしょうか?

強いて言うなら、サービスや情報、商品を介して、求める相手に提供し、その対価を得ることと言えるでしょう。

つまり、我々が儲けるためには「サービス」「情報」「商品」のいずれかを所有し、それを欲しいと思っている人に妥当な値段で提供できればいいのです。

例えば、「サービス」とは何でしょうか?

介護施設で行う介護事業も、平たく言えば「サービス」です。

レストランでウエイトレスがお水を運ぶのも「サービス」です。

医師の診察や、弁護士の法律相談も「サービス」の一つです。

「サービス」は、必要とされる場面だからこそ価値があります。

「情報」というと、求人案内やインターネット接続を通じて得られることも含まれるでしょうか。

情報を得ることで、未経験だった分野を経験済に変えたり、未知の領域を既知の世界へと変えてくれたりもします。

それだけ情報は現代社会の中で有益で、昔であれば一人の人が一生で得られるに過ぎなかったことも、今なら活用次第で10人、100人分を生きることができるほどです。

「商品」とは「情報」同様なものですが、「実在する」という部分で異なります。

農作物も商品ですし、衣類やアクセサリーも商品です。

お金を出して購入することが多いのも「商品」の特徴かもしれません。

さて、なんとなく「儲けたい」と思うだけでは、「一発逆転ホームラン」を願うしかありません。

宝くじような一回の大当たりで、生涯所得を上回ることができたらまさに「逆転ホームラン」でしょう。

しかし、最近ではそんなとんでもないラッキーが来たら、それと同じくらいのアンラッキーが舞い込んで来そうで、ほどほどくらいが良いのかもしれないなと感じます。

一回で巨万の富を得るよりも、長く働いてしっかりと稼げるようにすることが理想だからです。

始められそうな「サービス」「情報」「商品」を見つける

これから資格取得を考える人は、取得後の儲け部分までイメージしましょう。

というのも、「営業経験」がある人は、売りたいものがどんな物だとしても、どう相手に説明すれば手応えを得られるかよく知っています。

つまり、資格取得だけでは、サービスや情報、商品のいずれかを手に入れる手段であって、それだけでは欲しい相手に妥当な値段で提供することは難しいからです。

どんな資格を取るにしても、どうやって儲けるかまで考えておくことが重要です。

「売れないもの」はない!? ニッチ戦略を狙う!

数とインパクトが重要です。

「業界NO1」という魔法の言葉があります。

別の言い方をすれば、「取引数、日本一」とか、「売上金額、業界トップ!」というように、いろんな制限を加えることで、偽りのない「凄さ」を打ち出せます。

「品揃え日本最大(級)」と、あえて「級」をつければ、さらに便利な言葉になります。

「〇〇クラスで最高品質」とまでくれば、どこまで凄いのか分からなくなってしまいます。

最近では、「当社従来品の…」というような言い方もあります。

いずれにしても、見たり聞いたりした人が、なんとなく「気になる」と思ってくれたら大成功です。

そのためにも、数やインパクトのあるキャッチコピーが大切です。

テレビCMを放送するのに高額のコストが必要だとしても、そうした方が商品を認識してもらい、販売店での購入に貢献できるなら、結果として「効果的」と言えます。

つまり、いい品物だから売れるのではなく、どう目に触れさせて、興味を持ってもらうかが最初の取っ掛かりで、例えば、人気のタレントを採用したり、テレビだけでなく雑誌や新聞、さらにはインターネットなどで露出することが重要になります。

個人事業主が、従業員10000人を超える大企業とまともに戦っても勝ち目がないのは、それだけ講じられる戦略に差があるからです。

その意味では、セオリー通りにことを進めても、小規模な事業者はどうしても不利になってしまいます。

そこで、「サービス」や「情報」「商品」という部分では同じでも、もうひと工夫を加えたところで勝負を挑みましょう。

「現役東大生が教えるピアノ教室」とか、「化学者から学ぶ魔法のレシピ」とか、「タクシードライバー歴30年だから分かる「入っていい店、悪い店」」という具合に、2つ以上の要素を組み合わせることで、新しい価値観を創造します。

この記事の冒頭で、「即効性」の高い仕事という言い方をしました。

例えば、報酬額の高い仕事に就き、そこで結果を残せる人は凄い実力者です。

しかし、5年も10年も続けるのは大変かもしれません。

でも、いくつかの「特徴」を掛け合わせて「自分だけのオリジナル」を作れれば、他者との差別化にもなりますし、魅力をよりダイレクトに伝えられます。

大手企業なら、もっと大きな括りで勝負できるかもしれませんが、「ニッチ戦略」にすることで個人でも勝機が上がります。

介護職からのニッチ戦略

介護職を続けても良いのですが、他にどんな方法があるのだろうと思う人は、「保険」「資産管理」「資産運用」「建築」「不動産」「料理」「宅配サービス」「カルチャースクール」「私立図書館」などから、発展させてみてはいかがでしょうか。

別の切り口としては、「買い物代行」の発展形で、「行った気になるサービス」なども面白い事業です。

高齢者の多くは出掛けことができません。

しかし、思い出の場所や懐かしい地域があって、いつか行ってみたいと思っていたりします。

そこで、代行して撮影し、当時の関係者などにも会って近況を映像化するという仕事です。

やり方次第では、ニッチ戦略として儲けられるかもしれません。

ポイントは高齢者の「要望」と自身の得意をどう結びつけたかで、介護職経験がないと高齢者の実情は掴めません。

それとGoPro のような撮影機材を結びつけて、臨場感ある映像にすることで、「サービス」を「商品化」して儲けるという仕組みを作ります。

このように、ニーズを探り、新たな特徴を加えて、オリジナルにすれば、ニッチ戦略も十分に可能です。

そのためには、今の仕事で結果を残し、核心部分にまで踏み込むことがポイントです。