【介護福祉士になる】出題傾向を踏まえた学習をするために

 5つのカテゴリから出題される

介護福祉士の試験は、5つのカテゴリから出題されます。

その5つとは、「人間と社会」「介護」「こころとからだのしくみ」「医療的ケア」「総合問題」です。

中でも、「介護」と「こころとからだのしくみ」は出題数も多く、受験生としてはこの2つをどれだけ密に学習できるかがポイントだと考えています。

「こころとからだのしくみ」について

少し時間が空きましたが、前回は「介護」について触れたので、今回は「こころとからだのしくみ」の紹介です。

「こころとからだのしくみ」には、大きな項目が4つあります。

その4つとは、「発達と老化の理解」「認知症の理解」「障害の理解」「こころとからだのしくみ」です。

それぞれの内容をもう少し掘り下げて確認しましょう。

「発達と老化の理解」とは?

ここで学ぶべきポイントは、『老化による心理的な変化』と『日常生活への影響』をマスターすることです。

「認知症の理解」とは?

この項目でマスターしたいのは、『認知症による生活の支障』や『特徴的な行動を理解』することです。

「障害の理解」とは?

この項目では、『障害の概念と社会的支援の変化』そして、『障害の種類と支援方法』を知っていることです。

「こころとからだのしくみ」とは?

この項目は、実際に介護士として現場で働く際に知っておきたいポイントが多く含まれています。

それだけ「介護福祉士」試験でも問われると考えられます。

ポイントとしては、介護現場で使用される「専門用語を理解する」そして、「基本的な介護技術を理解する」ことです。

具体的には、車いすを使う場合の注意点や、移乗時のポイント、嚥下に伴うリスクなど、介護現場では何度も使う知識が含まれます。

栄養学や睡眠のメカニズム、記憶や臓器の基礎知識など、とても幅広い領域に跨ります。

こころとからだのしくみを学習するときは…

知っていて無駄な知識はないでしょう。

細かな知識に目を向け過ぎると、広い範囲なので学習が終わらなくなる可能性もあります。

特に働きながら学習する場合、時間を有効に使う必要があるので、最初はできるだけ「浅く」、全体像を掴むように学習するのがポイントでしょう。

また、インプットだけを行うよりも、実際の試験問題に触れるなど、「アウトプット」を意識した対策も有効になります。