なぜ「雇用」なのか?「起業」するには?

 「起業」するには?

インターネットで「起業」を検索すると、「ビジネスを始めるまでの手続き」を紹介していたりします。

「興味あること」や「できること」を精査して、起業したい職種を選定することが初めの一歩になります。

また、起業したい分野によっては行政の許認可が必要となること。さらに事業を立ち上げるための「資金」調達へと話は続きます。

そして、「事業計画書」として、自身のビジネスプランを客観的に数値化して先行きの見通しを分かりやすくまとめることも大切です。

その後、実際にどこでどんな風にビジネスを展開させて行くのか、具現化させて行くというのが流れとなります。

やっぱり「雇用」?

何となく「起業」したいと思う時期がありませんか。

そんな時に「起業の仕方」とか、「起業の方法」というワードで検索し、「起業までの手順」に行き着くことを繰り返します。

なぜって、まだ興味ある分野を思い返す所まではできるとしても、「行政への許認可」や「事業計画書」、さらには個人事業主なら税務署への登録も視野に入ります。

つまり、「なんだか大変そう!」という気持ちが起きて、結局は「雇ってもらうしかない」と思い込むのでしょう。

「起業」は簡単?

こみち自身、起業に憧れますし、介護士として働くのも「起業」を視野に入れてこその「自己投資」だと思っています。

というのも、「起業」で大切なのは「何すれば儲けられるか?」という具体的な道筋を見つけることです。

どこかの会社に雇用されて働く場合、「〇〇さん、これをしてください!」と指示されて、働くわけです。

つまり、「何をすれば報酬になるのか?」の答えが見つかっているからこそ、雇用された労働は起業よりも気持ちの面で楽に感じます。

でも、起業を選んだとしても、「何をして儲ける」が決まっていれば、後はそれに向かって進むだけなので、例えば行政の許認可とか、事業計画書と聞いても、「したいこと」をそれぞれに合った形に置き換えるだけでできてしまいます。

起業の前提

例えば、人通りの多い繁華街に立っていたとして、そこで静かな環境を求めるよりも、何か美味しいものやワイワイと騒ぎたいと思うのではないでしょうか。

もちろん、それでも「閑静な環境」を望むというのも悪い発想ではありません。

つまりは、自分で全部作る必要はなく、既にあるものは利用すれば良いということ。

だとしたら、「人通りの多さ」を踏まえて、「飲食店」という発想もあれば、逆に「静かな環境でリラックス」という着目点もあります。

その先は、想定されるニーズと顧客単価、土地代や人件費とのバランスになって来るのですが、「使えるもの」を上手に活かすことがポイントです。

自分にとってのコンプレックスも「起業」になる!?

コンプレックスは、その人にとって触れたくないことでしょう。

まして他人からあれこれと言われたなら、さらに落ち込みます。

しかし、起業やビジネスという観点に立てば、「コンプレックス」は「使えるアイテム」に他なりません。

なぜなら、同じ悩みを持った人がいて、彼らもまた人には言えずにコンプレックスと向き合っているからです。

一方で、例えばお金持ちの人がいて、一般人が経験できないような体験や情報を教えてくれたら、それは「起業」や「ビジネス」に変えられます。

試験に合格したこともですが、不合格だったとしても、十分に「ビジネス」になり得ます。

問題はそこからで、「コンプレックス」をどう活用するかを考えることなのです。

単純に不幸話で終わっては、共感されるかも知れませんがその先が期待出来ません。

コンプレックスをきっかけに、何をどんな風に展開していけるかを「十分に練り」ましょう。

起業の「出口」を知っておくこと

起業を考える時に、「〇〇屋をしたい」とか、「〇〇として活躍したい」と思う人がいます。

もちろんそれも良いのですが、「出口(=稼げる手段)」に結びつける意識も必要です。

多くのビジネスでは、商品を販売したり、サービスや情報提供をしたりすることで、「報酬」を得ています。

「報酬」を利用者本人から得ることもあれば、第三者から得ることもあるでしょう。

いずれにしても、「出口」を知っておかないと、理想のイメージが膨らむばかりでビジネスにはならないのです。

そこで、当面はグッズ販売するために「営業活動」しようと決めるなど、「何のために何をするのか?」を意識して行動しましょう。

こみちのように「ブログ」という方法を選ぶ人もいるでしょうし、「YouTube」みたいな映像コンテンツに進む人もいるはずです。

この場合の出口とは、記事を読んでもらうことです。

ブログによっては、自社の宣伝を兼ねていたり、これから展開したいサービスを紹介していることもあるでしょう。

いずれにしても、「そのビジネスは何を目的として、どこに向かうのか?」が大切です。

つまり、それが決まっていると「事業計画書」も簡単に作成できるでしょうし、必要となる資格や許認可についても調べたり聞いたりできるはずです。

そこまで来る頃には、「起業」がぼんやりとした「憧れ」ではなく、これから自分の生き方に含まれて来る「方針」や「試み」となるでしょう。

あれこれと考えるのは好きじゃないという人は、そのまま雇用されながら働くのも良い選択です。

逆に、週末だけできることや老後にもできることという意味で、長く吟味しても面白いのではないでしょうか。